課題名 | 東北中部水田地帯における受託組織による飼料用稲生産・給与技術の実証と耕畜連携システムの確立 |
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研究機関名 |
宮城県古川農業試験場 |
研究分担 |
水田利用部 |
研究期間 | 継H16~22 |
年度 | 2008 |
摘要 | 目的:宮城県農業の基幹をなす稲作と畜産を有機的に結びつけ,環境保全に配慮した耕畜連携システムの確立のため,県内水田地帯における耕種経営と畜産経営を対象として,家畜糞尿由来堆肥の施用,農薬の施用を最少限にした病虫害および雑草の管理技術を組み合わせた低コストの寒冷地向き飼料稲栽培体系,高品質な稲発酵粗飼料調製技術,高品質で健康な肉用牛生産を目的とした稲発酵粗飼料の給与技術確立と体系化を図る。、成果:乾田直播栽培では,地上部乾物収量はホシアオバ150kg/a,夢あおば120kg/a程度が目安である。また,これらの収量を得るための穂数は280本程度必要である。簡易乳苗育苗は,5月上旬以降の播種では無加温出芽で可能となる。大豆後無肥料移植栽培では,安全に茎数を確保するためは栽植密度を高めること,大豆後ほ場乾田直播栽培では,堆肥施用や追肥効果は小さく,基肥による初期生育確保の必要性を確認した。現地実証試験では、「ホシアオバ」大豆後無肥料移植栽培では地上部乾物重は125kg/a,基肥施肥区では,茎数が高めに推移し約170kg/aと高かった。栽植密度を高めにし茎数の確保が必要である。「夢あおば」大豆後移植栽培は基肥施肥したが収量がやや低かった。これは,栽植密度が低かったことに加え,登熟期の天候不順や糊熟期収穫による穂重割合の低下等が原因と考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 肥料 育苗 乾田直播 管理技術 経営管理 栽培体系 雑草 飼料用作物 水田 施肥 大豆 低コスト なす 肉牛 農薬 播種 |