課題名 |
新品種「山形97号」の技術的評価と栽培法の確立 |
研究機関名 |
山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場庄内支場
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研究分担 |
水稲研究科
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研究期間 |
継H19~21 |
年度 |
2008 |
摘要 |
「つや姫」(山形97号」の高品質・良食味米生産のための慣行栽培における基本指標を策定し、適正な本田施肥体系、移植期、栽植密度、刈取時期、選別網目幅を明らかにするとともに、これらを掲載した基本栽培マニュアル(平成21年版)を示した。、 栽培適地を選定するため、作期・現地試験及び展示栽培を行い、生育モデルを作成した。生育モデルの予測誤差は出穂期2.14日、成熟期2.34日であった。県内の適地判定を生育モデルと平年気象値、国土地理情報を用いて県内の適地判定を行い、判定結果はGISソフトを活用して地図化(適地マップ)した。適地の条件は高品質が確保できる登熟期気象条件等とした。、 「つや姫」の商品性を高める訴求ポイントとして、(1)味度が高く、炊飯米の白さが優れる、(2)粒表層に適度な硬さがあり、全体の粘り、バランス度が高い、(3)加水量にかかわらず食味の外観、粘りは大差なく、総合評価は±5%までは大きく低下しない、(4)炊飯米を冷蔵・冷凍保存し再加熱した場合も、良好な炊飯米物性が維持される、(5)玄米を長期低温貯蔵した場合、良好な食味特性が維持される、ことを示した。、 「つや姫」の特別栽培における基本指標を策定し、生育指標、本田施肥体系を示した。特別、有機栽培における病害虫の発生状況は「コシヒカリ」並であることを確認した。
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カテゴリ |
有機栽培
害虫
新品種
施肥
良食味
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