生物・微生物農薬を利用した害虫防除技術の確立

課題名 生物・微生物農薬を利用した害虫防除技術の確立
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 果樹研究所
研究期間 継H18~H22
年度 2008
摘要 目的:土着天敵に影響の少ない生物農薬等の資材による害虫防除法の確立及び防除効率向上のための害虫発生予察法の開発により、交信かく乱剤の利用及び化学合成殺虫剤の削減による環境にやさしい害虫防除体系の充実を図る。、成果:(1)ショクガタマバエの定着性は多目的防災網を被覆することにより向上し、放飼時期はアブラムシ類の発生初期の5月下旬~6月上旬頃が適期で、放飼量は2,000~4,000頭/10aが必要で、放飼用容器として粘着トラップの底板にポリプロピレン製容器を置いたものを使用すると簡便で、気門閉鎖型殺虫剤(粘着くん水和剤など)の補完防除が有効であることが確認された。(2)多目的防災網設置ほ場では放飼量を3/4に削減してもアブラムシ類の密度が抑制され、殺虫剤の使用回数も2~3回削減できることが明らかになった。(3)ハダニ類(主にナミハダニ)の個体数は要防除密度(1頭/葉)以下に抑制され、また、殺ダニ剤の使用回数は慣行防除体系よりも1~2回削除可能であった。(4)リンゴハダニが優占するリンゴほ場では、土着カブリダニとしてミヤコカブリダニとフツウカブリダニの2種の天敵が確認された。両種の中でラービンフロアブルおよびスカウトフロアブルに対し感受性の低下した個体群が発生している可能性が示唆された。クワオオハダニの優占しているナシほ場では、土着カブリダニとして前記2種の他にニセラーゴカブリダニ、コーズケカブリダニ、ケナガカブリダニの5種の天敵が確認された。ナシほ場においてもラービンフロアブルおよびスカウトフロアブルに対し感受性の低下した個体群が発生している可能性が示唆された。
カテゴリ 病害虫 害虫 土着天敵 農薬 防除 りんご

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