| 課題名 |
有機農産物生産技術の確立、(1)オリジナル有機質肥料製造技術開発 |
| 研究機関名 |
福島県農業総合センター
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| 研究分担 |
生産環境部
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| 研究期間 |
完H17~H20 |
| 年度 |
2008 |
| 摘要 |
目的:肥料原料として用いる有機物の特性を明らかにするとともに、各種作物の生育に合ったオリジナルの自家製有機質肥料の製造技術を開発する。併せて、肥効特性に応じた効率的な施用方法についても検討する。、成果:(1)米ぬか、油粕、くず大豆、ソバふすま、魚粕を材料とした作成した自作ぼかし肥料の現物の全窒素は、約5.5%となり、原材料に対する重量比(現物)で平均71%の量が出来上がった。自作ぼかしの全窒素含量とリン酸含量は有機アグレットに比べ低いが、カリ含量は高かった。自作ぼかしは、30℃における無機態窒素の供給が有機アグレットに比べて少なくなるため、施肥量を増やす必要があると思われる。菜種油粕ぼかしと魚粕ぼかし(以下、「自作ぼかし」と呼ぶ)の保温期間中の無機態窒素量の増加は、有機アグレットに比べて少ないが、保温開始前の全窒素に占める無機態窒素の割合は、有機アグレットの約1%に比べて約15%と多いため、湛水状態の15℃以下の低温条件においては、自作ぼかしは有機アグレットよりも無機態窒素の供給が多いと予測される。 (2)播種量が60g/箱の場合、魚粕ぼかしを窒素3g/箱施用することにより、市販育苗培土とほぼ同等の生育が得られ、追肥なしで育苗を行うことができ、粉末状に粉砕しないものを使用しても、生育むらを生じなかった。くず大豆ぼかし、菜種油粕ぼかし、ソバふすまぼかし、魚粕ぼかしの4つの自作ぼかしの中では菜種油粕ぼかし区が最も生重が重かったが、有機アグレット区に比べると劣るため、同等の収量を得るためには有機アグレット816と666よりも施肥量を増やして使用する必要がある。(3)屑大豆を利用して製造した豆乳液肥の肥料成分は窒素 0.78%、リン酸 0.20%、カリ 0.25%で、菜種粕液肥と比較して窒素とカリが多かった。ぼかし肥料を原料とした液肥は、菜種油粕液肥の促成代用品として利用が可能であることが確認された。菜種油粕液肥とぼかし肥料液肥では、製造時に通気処理を行うとリン酸濃度が低下した。(4)トマト、キュウリに対する自作液肥の追肥効果は、茎葉の生育状況、窒素吸収量及び収量から判断して、化学液肥や市販の有機液肥と同等と判断された。
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