課題名 | 斑点米カメムシ発生予察技術の高度化と斑点米被害抑制技術の開発 |
---|---|
研究機関名 |
福島県農業総合センター |
研究分担 |
生産環境部 |
研究期間 | 継H18~H22 |
年度 | 2008 |
摘要 | 目的:東北各県と協力して斑点米カメムシの発生予察技術を高度化し、斑点米被害をできるかぎり抑制する技術を開発する。あわせて、水田への農薬投入量を軽減する技術も開発する。、成果:(1)福島県ではアカヒゲとアカスジは県内ほぼ全域に生息し、クモヘリは浜通りと中通り南部に偏って分布していると考えられた。(2)クモヘリカメムシ休眠成虫は冬期間でも摂食と吸水行動を行うことにより生存率の低下を防いでいるものと推察された。(3)クモヘリカメムシは、最高気温が0℃未満の日(真冬日)が連続する環境では越冬が困難な種であると推測された。(4)クモヘリカメムシは気温が-5℃までには低下しない野外気温から保護された場所で越冬しているものと推測された。(5)クモヘリカメムシは週最低気温が-4℃を下回った場合に死亡する個体が多いと考えられた。(6)クモヘリカメムシの分布域は、1月下旬の最高気温(準平年値)が4.5℃以上の地域である推定された。 |
カテゴリ | 病害虫 カメムシ 水田 農薬 斑点米 斑点米カメムシ 予察技術 |