課題名 |
中山間地域の気象条件を活かした特産作物の栽培技術の確立 |
研究機関名 |
福島県農業総合センター
|
研究分担 |
作物園芸部
|
研究期間 |
継H18~H22 |
年度 |
2008 |
摘要 |
目的:中山間地域における夏期冷涼な気象条件・立地条件を活かした野菜、花き、山菜、枝物等の産地育成のため、良品多収技術を確立する。また、既存品目について、多様な担い手が継続的に高品質、高生産性技術を開発する。、成果:(1)サヤインゲンの収穫ピークを分散させる手法として、「いちず」でのは種時期の組合せを検討した結果、4月中旬は種と5月下旬は種の組合せで規格内総収量が慣行並であり、収穫ピークを抑制し、9月1週まで規格内収量割合が高いことから、収穫、調整作業の平準化が見込まれた。(2)サヤインゲンの在来系統の栽培特性を検討した結果、収量性及び食味から喜多方在来(北塩原村桧原由来)の1系統を有望と認めた。(3)ワラビの苗養成は、露地ほ場でもハウス内での育苗箱を使用した育苗でも生育差はなく、育苗箱での苗養成は露地ほ場での苗養成の代替となり得ると考えられた。(4)定植3年目のレンギョウ、ビバーナムの開花期、ウメモドキの雄株からの距離と結実の関係、ローズヒップの果実着色期を把握した。また、ローズヒップの定植次年度以降のせん定方法は、前年枝を30cmの位置でせん定すると良い。ユキヤナギの12月出荷による促成栽培では株掘り起こし直後の11/20にシアナミド0.43%液を散布することで最も枝先端の開花が進んだが、落葉は阻害され収穫時まで葉が残った。また、5℃の低温遭遇時間が720時間までは開花を高めることができ、枝の先端の落葉も促進するが、シアナミド散布により芽の黒化が一部見られた。
|
カテゴリ |
育苗
うめ
栽培技術
さやいんげん
出荷調整
中山間地域
良食味
わらび
|