課題名 | 根圏環境の改善と生育診断による北陸産大豆の多収栽培技術の開発研究、1)高温登熟下における大豆多収型生育相の解明 |
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研究機関名 |
石川県農業総合研究センター |
研究分担 |
作物栽培G |
研究期間 | 継H19~ |
年度 | 2008 |
摘要 | 目的:多収型と低収型の生育相(生育経過、収量構成要素等)の違いを明らかにし、多収型生育指標を実現するための方法を施肥法の観点から検討する。ここでは、収量300kg/10aを得るための生育相を検討し、生育ステージ毎の窒素集積量との関係を解析した。、成果:単収300kg/10a以上を多収型、300kg/10a未満を低収型とした。多収型圃場の平均単収は394kg/10a(n=11)、低収型圃場の平均単収は245kg/10a(n=13)であった。収量構成要素では多収型の莢数は699莢/m2、1莢粒数1.68、百粒重33.8gであった子実重と莢数は強い正の相関がみられ、子実重300kg/10a得るためには570(H19:587)莢/m2必要であった。同様に、莢数570(H19:587)莢/m2得るためには着莢節数で283(H19:340)節/m2、総節数で429(H19:474)節/m2必要であった。開花期の節数と培土期から開花期にかけての窒素集積量との間には正の相関関係が見られた。窒素の形態別の集積量では、土壌・肥料由来窒素吸収量よりむしろ窒素固定量との相関が高かった。開花期と同様に最大繁茂期においても、節数と開花期から最大繁茂期にかけての窒素集積量との間には正の相関関係が見られた。窒素の形態別の集積量では、土壌・肥料由来窒素吸収量及び窒素固定量との相関が高かった。 |
カテゴリ | 肥料 施肥 大豆 多収栽培技術 土壌管理技術 |