課題名 |
作物の耐病性遺伝解析と耐病性機構の解明 |
研究機関名 |
京都府農業資源研究センター
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研究分担 |
基礎研究
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研究期間 |
継H19~21 |
年度 |
2008 |
摘要 |
目的:現在のアブラナ科植物根こぶ病抵抗性品種の中には罹病するものもあり、より強力な抵抗性品種が必要とされる。さらにトウガラシにおける青枯病抵抗性は評価が安定せず、抵抗性育種は困難であるため、これまでに十分な抵抗性品種は育成されていない。そこで、青枯病抵抗性の遺伝子座を発見し、DNAマーカーを用いた抵抗性個体の選抜を可能にする技術を確立する。、内容:アブラナ科植物根こぶ病抵抗性遺伝子座Crr3付近の詳細な地図を明らかにした。これまで作成したDNAマーカーの遺伝型を再検討した結果、Crr3遺伝子の候補領域がさらに狭まり、前年度に見出された抵抗性遺伝子様の配列がCrr3の候補遺伝子であると推定された。トウガラシについては、QTL解析用のDH種子を再度採種した。SSRマーカー24個を連鎖地図に追加し、地図の総延長が約200cM延長して1,213cMとなった。また構成する15の連鎖群の染色体番号がすべて判明した。採種地、宿主及び青枯病の分類であるBiovarが異なる15菌株を接種したところ、罹病性のカリフォルニアワンダーでは、何れも激しい病徴を示したがLS2341ではどの菌株でも病徴を示さなかった。
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カテゴリ |
青枯れ病
あぶらな
育種
DNAマーカー
抵抗性
抵抗性遺伝子
抵抗性品種
とうがらし
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