茶樹地域対応技術開発

課題名 茶樹地域対応技術開発
研究機関名 奈良県農業総合センター
研究分担 栽培加工
研究期間 継(H14)~
年度 2008
摘要 1.環境負荷低減並びに大和茶の高品質化を図るため、点滴施肥技術を確立する。2.早期成園化を図るための茶園改植技術を確立する。3.新規に発生が認められたミカントゲコナジラミの防除法を確立する。以上の3点が目的。、1.環境に配慮した高品質栽培技術1)水利用による高品質安定生産技術の確立:透水性良好な園では、収量は慣行に比較し多くなったが、透水性不良園では、地下部の生育を抑制している可能性があり、収量、品質面においても点滴施肥の効果が認められなかった。透水性等の土壌物理性により点滴施肥方法を変える必要性があることが示唆された。透水性不良園での点滴施肥方法は、水量、回数、頻度を様々に変えて最適な点滴施肥方法を検討する必要がある。、2.作況調査:H20年の2月の気温は例年より低く、萌芽期直前の3月の気温は例年より高く推移した。H20年の一番茶は、平年に比べて萌芽期は7日、摘採期は6日遅かった。また、収量は平年比105%であった。、3.系統適応性評価:第10群では、埼玉42号、宮崎27号、枕崎27号が品種候補であり、本県での生育についても良好である。上記品種候補の製茶品質については、確認できていない、4.圃場直挿し栽培による茶園改植技術の確立:ホットキャップ(商品名:苗帽子)で密閉し、その上からダイオラッセル75PAをトンネル被覆することにより細粒土壌で88.9%、礫質土壌で87.8%と、いずれにおいても高い発根率が得られた。ホットキャップに代わる密閉資材と遮光方法の検討が必要。 、5.新規害虫ミカントゲコナジラミの発生生態と被害の解明1)効率的防除技術の開発 :県内全域の産地で発生が確認され、寄生密度は依然増加傾向にある。 産卵の部位は古葉層で、下層におよぶことを確認した。また殺卵効果の高い薬剤数種を選定した。ミカントゲコナジラミ生息部位に防除薬剤を到達させる方法の検討が必要。
カテゴリ 改植 害虫 環境負荷低減 高品質栽培技術 施肥 早期成園化 品種 防除 薬剤

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