| 課題名 |
定植と同時収穫を目的としたカキの超短縮育苗と生産システム開発 |
| 研究機関名 |
奈良県農業総合センター
|
| 研究分担 |
果樹栽培
|
| 研究期間 |
完(H17)~(H20) |
| 年度 |
2008 |
| 摘要 |
播種から圃場定植までの一貫した育苗システム技術、効率的な大苗移植管理技術を開発することが目的。1.育苗期間の超短縮化技術の確立 接ぎ木時の葉の付与状態3水準(子葉、本葉、対照)、接ぎ木時の葉の付与期間4水準(0日間、15日間、30日間、対照)の活着率、新梢長、茎径について調査する。活着率に対しては、葉数が多いほど高くなる傾向が見られた。特に葉を付けると葉を除去したものに比べて有意に高くなった。また、葉の付与期間が長いと活着率が高くなり、2葉付けたものと比べ0および15日後は有意に低く、30日後は差がなかった。新梢長は葉数を4葉残す方が2葉残すよりも有意に長くなり、葉が多いほど接ぎ木後の伸長に寄与することが推察された。以上より、休眠枝を使用した幼苗接ぎ木において、台木の葉は接ぎ木の活着に大きな影響を与えることがわかった。2.大苗の移植適期の検討と早期果実生産の検証 2水準(幼苗接ぎ木2年生大苗、対照1年生苗(両区とも台木は2年生))について樹高、新梢長、新梢数、葉数、枯死株数を調査する。幼苗接ぎ2年生苗および慣行定植のすべての株が活着した。樹高は幼苗接ぎ木2年生大苗は切り下げた以上に伸長したが、慣行定植はほとんど伸長せず、幹径も幼苗接ぎ木2年生大苗は21.5mmと順調に肥大したが、慣行定植は12.8mmとほとんど肥大しなかった。果実着生も幼苗接ぎ木2年生大苗は着果率100.0%であったのに対し、慣行定植は全く着生しなかった。以上より、慣行苗と同じ台木年齢である幼苗接ぎ2年生大苗による「カキの超短縮大苗育苗」が生産でき、かつ「定植と同時収穫」が実証できた。
|
| カテゴリ |
育苗
かき
管理技術
栽培技術
台木
接ぎ木
播種
|