カキ輸出に対応した病害虫防除、技術の確立

課題名 カキ輸出に対応した病害虫防除、技術の確立
研究機関名 奈良県農業総合センター
研究分担 栽培管理
果樹栽培
研究期間 継(H18)~(H21)
年度 2008
摘要 海外における県産農林産物の新たな市場を開拓し、その輸出を促進するためカキ輸出に対応した病害虫防除技術を確立することが目的。1.果実処理によるフジコナカイガラムシ防除技術の確立 (1)栽培圃場(20カ所)における種類、害虫数:巡回調査で、カメムシ、ヘタムシ、ハマキムシ、カイガラムシによる果実被害が見られた。(2)温度水準3水準における温湯処理による死亡虫数、生存虫数 フジコナカイガラムシの成幼虫を48℃温湯浸漬で、10~50分浸漬したところ、20分以上で死亡した。10分では幼虫に比べ成虫の死虫率が低い。(3)48℃で、30分、40分、50分の蒸熱処理による軟果程度、障害程度について調査する。48℃40分の蒸熱処理果実を5℃で保存したところ、15日、30日後まで無処理に比べて軟果が少なかった。2.カキノヘタムシガの発生調査と防除対策:防除適期把握のためのフェロモントラップの設置条件を検討する。前年の果実被害が異なる園にトラップを設置する。フェロモントラップの誘殺期間は目視確認した見取り調査の結果とほぼ一致しており、発生状況を把握する方法として適切と思われた。前年の被害程度と本年の誘殺数の間に関連性はみられなかった。設置場所により誘殺数にばらつきがみられるので、新規設置の場合には複数箇所で予備調査を実施する必要性が明らかになった。
カテゴリ 害虫 かき カメムシ シカ 病害虫防除 フェロモン 防除 輸出

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