課題名 |
高度安定性高品質の早期総合開発 |
研究機関名 |
北海道立上川農業試験場
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研究分担 |
水稲科
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研究期間 |
継H20~25 |
年度 |
2009 |
摘要 |
中期世代の各種形質の選抜強化を行った。1)中期世代の育成材料を冷水掛け流し水田に供試し選抜することにより、極強レベルの耐冷性を持つ系統を育成することを目的とした。生産力予備試験供試材料306系統を冷水処理し耐冷性の選抜を行った結果耐冷性「強」が148系統、「極強」が59系統あった。系統選抜供試材料1,139系統を供試し、耐冷性「強」が481系統、「極強」が146系統あった。2)中期世代においていもち病耐病性を検定することにより良食味でいもち病耐病性の強い系統を選抜することを目的とした。生産力予備試験306系統について葉いもち、穂いもちの抵抗性を検定した結果、葉いもち抵抗性の強系統は74系統、穂いもち抵抗性強系統は1系統であった。3)アミロース、蛋白質含有率の測定および食味検定試験を行い、極良食味品種の開発を目指す。低アミロース関連のDNAマーカーを利用して遺伝子型固定を図ることを目的とした。a. アミロース含有率の測定:生産力予備試験233点、系統選抜828点、穂別系統選抜1,156点。b. 蛋白質含有率の測定:生産力予備試験233点、系統選抜954点、穂別系統選抜1,299点。c. 食味官能試験:生産力予備試験122点、少量炊飯試験は系統選抜で270点。、d. DNAマーカーによる選抜強化:生産力予備試験でWx-ozの分離の可能性がある41系統の分離判定を行った。
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カテゴリ |
いもち病
水田
DNAマーカー
抵抗性
品種
良食味
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