水稲直播用高品質良食味系統の選抜強化

課題名 水稲直播用高品質良食味系統の選抜強化
研究機関名 北海道立上川農業試験場
研究分担 水稲科
研究期間 新H21~25
年度 2009
摘要  北海道に適した直播用高品質良食味系統の育成を目的とする。高度低温出芽性と苗立ち性、初期低温伸長性、さらに、登熟性や耐倒伏性および収量性の向上を図ることを目的とした。1)低温苗立性検定:冷水掛け流し温室のベッドに条播育苗箱を静置。処理水温は日平均14.0℃前後で、播種後22日目に調査した。“弱”の「ほしまる」より強い“強”と判定されたのは系選1系統、”やや強”は系選3系統、“中”は生予9、系選19系統、”やや弱”は生予1、系選6系統であった。個体選抜では苗立ち後、伸長が良好な3,553個体を選抜し、圃場へ移植、以降通常の個体選抜を行った。2)耐冷性検定、いもち病耐病性検定。系統選抜以降の系統について、冷水掛け流しによる耐冷性検定(121系統)、多肥圃場における穂いもち耐病性検定(40系統)を実施した。耐冷性が”強”以上に判定されたのは生本1、生予8、系選23系統であった。葉いもち抵抗性が”やや強”以上に判定されたのは生予3系統であった。穂いもち抵抗性が”やや強”以上に判定されたものはなかった。3)シーダーテープ利用による生産力検定:苗立率はほとんどが90%を超え高かった。穂ばらみ期の低温により不稔が多発した系統は少収であった。生予供試系統の中に「ほしまる」の収量を25%以上上回る系統があった。4)オートアナライザーによりアミロース含有率、インフラテックにより蛋白質含有率を調査した。生本供試系統の中に食味官能評価が「ほしのゆめ」を優るものがあった.5)ペーパーポットを利用した効率的な低温苗立ち検定法の確立試験も行った。
カテゴリ 育苗 いもち病 水稲 抵抗性 播種 良食味

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