多様なニーズに対応する米品種並びに栽培技術早期確立

課題名 多様なニーズに対応する米品種並びに栽培技術早期確立
研究機関名 北海道立上川農業試験場
研究分担 水稲科
研究期間 新H21~25
年度 2009
摘要  特A米産地形成のできる府県の「コシヒカリ」並みの良質極良食味品種を早期に開発することを目的とする。特にアミロース(2%減)およびタンパク質含有率(1%減)を従来品種より低下させた系統を作出する。耐病性、耐冷性選抜にDNAマーカーを活用し、さらに、上記の食味関連形質における有用素材の作出を行うことを目的とした。 A 特Aブランド米品種の開発促進 1)葯培養、A1養成では、5組合せ119,520個の葯を置床した。5組合せで22,380個のカルスを移植、7,240個の緑色体を得た。そのうち最終的には743個体を選抜した。A2養成では5組合せ743系統を供試し、冬期温室で105系統を選抜した。 2)DNAマーカーの利用。生産力予備試験では供試した97系統中38系統で分離が認められた。供試材料のほとんどが分離しているような組合せが認められたことから、他の不良形質との連鎖が予想されたため調査を行ったところ玄米品質と低アミロース性の連鎖が示唆される結果となった。3)初期世代(個選)のアミロース含有率の分析数は2,423点、タンパク質含有率は4,160点。4)原品種と変異個体の出穂期、蛋白質含有率の原品種の差は今年は冷害となり不稔が多発したため、上系06007のタンパク質含有率測定は終了し、その他は調査中。 B.特Aブランド米品質評価 オートアナライザーを用いない、簡易、迅速なアミロース含量推定法を開発するとともに、育成材料への適用性を検討する。また、新規食味評価手法による検定を行う。 グレーティング機能を備えたマイクロプレートリーダーを用いることにより、米粉のヨウ素吸収スペクトルを取得することが可能であったが、得られたスペクトル吸光度はバラツキが大きく、OD620値から検量線を作成することは困難であった。アミロース含量に応じた色調の変化を定量的に数値化するため、アミロース含量による違いが大きい500-570nmの相対化OD積算値を色調指数をアミロース含量(従来値)との関係を検討したところ、密接な相関関係が認められた。この関係を検量線として利用することにより、未知試料のアミロース含量(従来値)推定が可能である。 C.特Aブランド米育成のための食味関連形質DNAマーカーの利用と選抜強化。生予114系統、系統選抜315系統の材料で、1系統当たり3個体の遺伝子型を調査し、分離の有無を調査した。 
カテゴリ 栽培技術 DNAマーカー 凍害 品種 良食味

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