ながいもの赤変症回避のための栽培技術の開発

課題名 ながいもの赤変症回避のための栽培技術の開発
研究機関名 北海道立十勝農業試験場
研究分担 畑作園芸科・栽培環境科・体系化チーム
研究期間 継H20~23
年度 2009
摘要 目的:赤変症の発生要因を解明し、施肥法及び栽培法の改善、ならびに栽培体系の改善により赤変症の低減対策を明らかにする。計画:ア)現地圃場(赤変症多発圃場)における赤変症の発生要因の解明については、地上部の生育制御3処理(慣行区、茎の切断[8/31]、つる先の摘芯[8/31])×施肥2処理(慣行、追肥)により実施、イ)栽培法の違いによる赤変症の要因解明は場内試験で、植え付け時期とマルチの影響、肥大期の乾燥が赤変症に及ぼす影響、生育土壌の物理性が赤変症に及ぼす影響を調査。成果:本年度は赤変の発生が少なく、昨年度の赤変症が多発した現地圃場においても1%以下の発生率であった。茎切除やつる先摘芯による地上部の制御区では、どの区も追肥によって赤変症の発生が増加した。赤変症の発生が多い追肥したいもの乾物率は、胴部に比べて尻部の乾物率が低く、追肥によって9月以降の肥大の遅れと赤変症の発生に関係があるものと考えられた。現地試験における赤変症の発生率とながいも首長比(首長/全長×100)の間に相関関係が認められ、赤変症が多く発生したながいもの首長比は30以下であった。部位による赤変の発生指数はいずれの処理区でも肩部>胴部>尻部の順で高かった。場内試験での植え付け時期およびマルチ処理では、遅植のマルチ除去区の赤変症の発生率が最も高く、次いでマルチ区の赤変症の発生率が高かったが、赤変症発生指数は、肩部、胴部とも無マルチ区が大きく赤変症の発生程度が最も重かった。
カテゴリ 乾燥 栽培技術 栽培体系 施肥 マルチ除去

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