高度クリーン農業技術の開発 (2)たまねぎ

課題名 高度クリーン農業技術の開発 (2)たまねぎ
研究機関名 北海道立北見農業試験場
研究分担 栽培環境科
畑作園芸科
研究期間 継H19~22
年度 2009
摘要 目的:たまねぎ栽培において化学肥料および化学合成農薬を5割削減した高度クリーン農業技術を開発し、実証する。、成果:、 (a) 化肥8+堆3+有機4kg/10aでは、作土の無機態窒素含量、草丈・葉数、収量いずれも化肥12堆3区を下回った。有機区ではなたねかす区で多収であった。、 (b) 施肥・防除組み合わせ処理におけるたまねぎのネギアザミウマによる食害程度、白斑葉枯病の病斑面積率は慣行区と5割減区は無防除区に比べ明らかに低く、慣行区と5割減区で差は認められなかった。食害程度、白斑葉枯病の発生において有機質肥料の有無や種類の違いによる影響は認められなかった。、 (c) 組み合わせ処理におけるたまねぎの総収量は、堆肥施用区の多くで慣行施肥区を上回ったが、魚かす区は他の有機質肥料区を大きく下回った。このことから、魚かすの施用は他より減収のリスクが高いと考えられた。施肥が同じ場合、現地Aでは防除回数5割減で慣行比4~8%減収したが、農試では減収しない場合もあった。、、3 低コスト・安定生産技術の開発に関する試験、(1) 担い手の育成に資するIT等を活用した新しい生産システムの開発、 1) GISを活用した営農改善システムとテンサイ多畦収穫支援システムの開発、 (平成19~23年)(217292)、 a 試験目的:肥料費の削減に資するため、気候、土壌および圃場管理の情報をGISに組み込み、てん菜および秋まき小麦に対する圃場毎の最適施肥量を提示するシステムを構築する。、b 試験方法:GISを活用した施肥設計に必要な土壌情報を選定し、気候図、土壌図および施肥などの圃場管理履歴をもとにてん菜および秋まき小麦の収量・品質変動を解析し、最適施肥量の算出方法の開発について検討した。、c 成績の概要:、 (a) 網走支庁管内K町における生産者別集荷データ(2005~2009年)を解析した結果、テンサイおよび秋まき小麦収量は、年次間のみならず作物間にも有意な正の相関関係が認められた。、 (b) 生産者別のテンサイおよび秋まき小麦収量の4カ年平均値を圃場図と結合し、生産実績に基づく生産力マップを作成した結果、秋まき小麦とテンサイに類似した地域間差が認められた。、 (c) 7月のNDVIと生産者単位のテンサイ収量には有意な正の相関が認められ、秋まき小麦の収穫適期判定に用いられる7月の衛星データを活用し、圃場単位のテンサイ推定収量マップを作成した。、 (d) 現地調査では南北間の差を確認できなかったが、6119kg/10aと比較的低収であった1圃場では硬盤層出現深が18cmと浅く、窒素吸収量が16.7kg/10aと少なかった。
カテゴリ 土づくり 肥料 病害虫 くり 施肥 たまねぎ 低コスト てんさい なたね ねぎ 農薬 防除 圃場管理

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