課題名 |
革新的技術導入による地域支援(7)畜産-畑作肉牛複合経営における子牛事故率低減と子牛の適正管理 |
研究機関名 |
北海道立畜産試験場
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研究分担 |
技術体系化チーム
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研究期間 |
完H20~21 |
年度 |
2009 |
摘要 |
目 的:、農家ごとの黒毛和種子牛の事故発生要因を摘出・整理し、改善対策として子牛事故率低減のためのワクチン接種プログラムを進めるとともに、牛舎・施設などの環境上の問題点を明らかにする。また、繁殖牛の分娩前後の飼養管理と子牛の飼養管理実態やステージ別発育状況を調査し、改善策等を明らかにして農家の技術認識を高める。、成 績:、(1)衛生対策が不足している肉牛繁殖農家において、肺炎5種混合ワクチンと下痢5種混合ワクチンの併用等による衛生対策の実施によって子牛事故率の低減が認められ、ワクチン等による衛生対策改善の効果を実証した。、(2)飼育空間が狭い牛舎やクリープ施設が未整備な牛舎において、飼育空間の拡大やクリープ施設整備により子牛発育の改善が認められ、施設改修等による飼養環境の改善が子牛発育の改善につながることを実証した。、(3)繁殖牛および子牛の飼育技術の実態調査において、繁殖雌牛への給与乾草の品質および授乳期の増し飼いが、本牛および授乳子牛の栄養状態に影響を与えていることが強く示唆され、牧草品質と授乳期飼養法の改善方策の提示とその実証が必要なことが示された。
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カテゴリ |
くり
経営管理
飼育技術
肉牛
繁殖性改善
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