課題名 |
ムギ類赤かび病回避のための防除技術の開発 |
研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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研究分担 |
作物保護部
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研究期間 |
完H16~20 |
年度 |
2009 |
摘要 |
目的:ムギ類赤かび病被害回避のための栽培法や,収量・品質確保が可能な防除法,的確な薬剤を提案することで,更なる品質・収量のアップを図り,高品質かつ均質で安全なムギ類の安定供給に資する。、成果:本県における主要オオムギ品種の感受性は開花始期から開花期に最も高まることが確認され,また,両品種(シュンライ・ミノリムギ)とも,赤かび病少発生年では防除回数の削減の可能性が示唆された。、 赤かび病の発病およびDON蓄積の抑制効果を総合的に評価した場合,デブコナゾール水和剤およびメトコナゾール水和剤が最も有効で,次いでチオファネートメチル水和剤が有効であることが明らかになった。、 赤かび病抵抗性の弱い「ゆきちから」について,地上防除と無人ヘリ防除を比較した場合,現地試験では地上防除が有効であったが,場内試験では差は認められなかった。また,ブームスプレーヤによる薬剤散布量の削減の可能性,吊り下げノズルのムギ赤かび病防除の汎用性について明らかとなった。、 現地カントリーエレベータにおける収穫後調整(粒厚・比重選別)は,くず粒の除去だけでなく,赤かび粒の除去やDONの低減にも有効であることが明らかになった。
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カテゴリ |
大麦
抵抗性
品種
品質確保
防除
薬剤
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