課題名 |
花き新品種育成 |
研究機関名 |
福島県農業総合センター
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研究分担 |
作物園芸部
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研究期間 |
継H18~H22 |
年度 |
2009 |
摘要 |
目的:本県の独自性を発揮すべき転作導入品目として、うつくしま農業・農村振興プラン21において、基幹品目として位置づけられているリンドウ及びカラーを対象とした新品種育成を行う。、成果:、(1)自殖特性検定:31系統を自殖交配し、28系統から稔実種子を得た。育苗期検定として08年交配の18系統を供試し、10系統の生育揃いが良好であった。また、07年交配の37系統について開花1年目の特性を調査し、5系統をやや有望とした。06交配の11系統および自然交配の2系統の開花2年目特性を調査し、5系統から14個体を選抜した。2007年に導入した25系統3,204個体のうち、20系統から99個体を選抜し、うち形質の優れる27個体から自然交配による種子を得た。、(2)組合せ能力検定:23組合せの交配を実施し16組合せから種子を得た。育苗期検定として08年交配の41系統を供試し、27系統の種苗適性が高いと判断した。07交配の148系統の開花1年目の特性を検定し、極早生青紫系統の1系統を有望とし「郡交87」を付与し、111系統を継続とした。、(3)生産力検定:開花1年目の検定で極早生系統の「郡交83(福島交17号)」、「郡交84(福島交18号)」の開花期は標準品種の「尾瀬の夢・極早生」と比べ1~2半旬早かった。開花期2年目の検定で「郡交82」に「福島交20号」を付与した。この系統は栄養系系統であり、開花期が9月3半旬、花冠が桃色で外面が赤紫色の花色で挿し芽による安定した種苗生産が、(4)地域適応性検定:育苗期検定に「福島交17~19号」を供試し、GA処理により3系統とも旺盛な生育を示し、育苗期特性は良好であった。開花期1年目検定に「福島交15~16号」を供試し、「福島交15号」の開花期は7月6半旬、「福島交16号」の開花期は7月6半旬から8月1半旬であった。開花期2年目の検定に「福島交14号」を供試したが、病害の発生が多く品種化は困難と判断した。、(5)「郡交82(福島交20号)」を供試し 、ガンマー線およびイオンビーム照射による変異誘発処理を行った。
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カテゴリ |
育苗
カラー
新品種育成
品種
りんどう
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