課題名 |
野菜を中心とした有機輪作技術体系の開発 |
研究機関名 |
福島県農業総合センター
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研究分担 |
生産環境部
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研究期間 |
新H20~H24 |
年度 |
2009 |
摘要 |
目的:転換後5年目となる有機野菜畑の生産性や養分収支、環境負荷の状況を明らかにし、安定期における有機栽培の適正な肥培管理法の策定を行う。、成果:(1)有機栽培等による野菜の品質向上技術の開発、 (1)今回調査した野菜品目のうち、チンゲンサイ、ホウレンソウ、ニンジンは有機態窒素を吸収しやすい品目とされているが、今回の結果からは、ホウレンソウとニンジンが特にアミノ酸を利用しやすいとは言いがたい。(2)未耕地黒ボク土では、有機質肥料(鶏糞ペレット、菜種油粕)の施用による遊離アミノ酸、MBNの増加がほとんど見られなかった。いっぽう、浪江の耕地土壌では、有機質肥料の施用によって有機態窒素循環が改善されている可能性が示された。、(2)有機栽培等による品質評価手法の確立、 明らかに生育の異なる収穫物の品質には差が認められた(硫安区と鶏糞区の比較)が、生育量がほぼ同等の場合、化成肥料で栽培した収穫物と有機質肥料で栽培した収穫物の間で品質の差は認められなかった(CDU区と菜種油粕区の比較)。現地実証圃の有機区では、防虫ネットの保温効果と思われるレタス個体重の増加が認められたが、同区で硝酸が特に高まることはなかった。、、
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カテゴリ |
有機栽培
土づくり
肥料
チンゲンサイ
鶏
にんじん
肥培管理
ほうれんそう
輪作
レタス
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