多様な栽培条件下の有機JAS認定ほ場における水稲-大豆有機輪作体系の現地実証

課題名 多様な栽培条件下の有機JAS認定ほ場における水稲-大豆有機輪作体系の現地実証
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 作物園芸部
生産環境部
浜地域研究所
研究期間 新H20~H22
年度 2009
摘要 目的:水田における主要な輪作体系で、有機生産物の需要も見込める水稲-大豆の有機栽培体系について検討を行う。、成果:(1)有機ダイズの品種及び播種期の違いによる害虫被害を比較した。叩き落とし調査及び収穫後の被害粒調査の結果、カメムシ類の発生は「すずほのか」の標播区でやや多い傾向があったが、その他4品種での播種時期による違いは判然としなかった。カメムシ類による被害粒が加害種の中で、最も多かった。品種では、「すずほのか」及び「ふくひびき」での虫害粒率が低い傾向が認められた。(2)フタスジヒメハムシの発生は、供試5品種すべてで播種時期が遅いほど少ない傾向がみられた。、(3)水稲-大豆有機輪作体系における現地調査では、大豆跡の有機水稲栽培は、病虫害が少なく抑草対策の効果もあり多収であった。大豆は、転換1年目と2年目の粗子実重はほぼ同等であったが、転換3年目では雑草の発生が多く、半減した。障害粒の発生は、連作年数が進むに伴い虫害粒が増加傾向にあった。大豆連作ほ場における発生雑草は、大豆作付年数が増加するに従い発生する雑草の種類が増え、乾生雑草の発生比率が増加する傾向にあった。、(4)有機大豆栽培における播種様式・雑草防除法の確立では、播種期が遅れるほど生育は低下し、粗子実重も低下した。播種期と篩下粒や障害粒発生の関係は判然としなかった。 虫害は、すずほのかで少ない傾向がみられた。早期覆土による抑草効果はみられたが、砕土率が低い条件では抑草効果が見られなかった。、(5)水稲-大豆有機輪作体系における技術実証では、有機大豆栽培の収量は、虫害粒やしわ粒が多く、慣行栽培区より標播、晩播、極晩播で47%、99%、69%であった。現地実証ほ場での主な発生害虫はフタスジヒメハムシで、虫害粒も同様の傾向であった。、
カテゴリ 有機栽培 病害虫 害虫 カメムシ 栽培条件 栽培体系 雑草 しわ粒 水田 水稲 大豆 播種 品種 輪作体系

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる
S