中山間地域における資源の利活用とアグリビジネスの展開方向

課題名 中山間地域における資源の利活用とアグリビジネスの展開方向
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 企画経営部
研究期間 継H18~H22
年度 2009
摘要 目的:施設の発展と企業化推進に資するため、経営の実態を踏まえて農産物直売施設及び加工施設の類型別ビジネスモデルを策定する。、成果:、(1)類型別顧客、価値創造、収益構造の検討、(1)事業領域では、県内の直売所は、直売事業を主としながら、契約販売、宅配、食堂、農作業体験などの事業をあわせ持ち、多角的に事業を展開していた。、(2)経営資源では、法人を含む全ての類型で内部留保が確保されていなかった。、(3)産業構造では、付加価値を持つ商品を扱う場合、顧客の価格感応度が低くなり、出荷者は価格交渉力が高かった。、(4)顧客に提供する価値は、「こだわり」「価格」「他では買えない商品」であり、これにより他直売所との差別化を図っていた。一方、経営主体は「価格」「新鮮」「安心・安全」によりスーパーとの差別化を図っていた。、(2)経営方針の把握と発展要因、阻害要因の解明、(1)新しい加工組織は、経営理念の中に社会的使命感を持ちつつ、今後の方針として、事業拡大、規模拡大、新商品開発と、それぞれが売上の成長に結びつくような事業計画を持っていた。一方、年数の長い加工組織は、社会的使命感を持ちながら事業拡大の希望は持つものの、売上の成長に結びつく事業方針も見られずに成長が停滞していた。、(2)加工組織は、需要がある限り、加工品の生産を増やすという循環の中で売上を伸ばしていた(成長プロセス)。一方、生産を増やすほど、労働や設備の生産余力が減少してくるが、一旦、生産余力がなくなり、新規投資のリスクを負えない状態に陥ると、増産はできなくなり、成長プロセスを止めてしまっていた(制限プロセス)。、(3)類型化と課題抽出、(1)県内の加工組織の販売総額は、2,186百万円であり、販売額の明らかな加工組織のうち101ヶ所(78%)は直売所に販売していた。また、加工組織の主な販売先を販売規模でみると、直売所の割合が34%で一番高く、次いでスーパー10.1%、宅配7.5%、土産物店6.6%の順に高かった。、(2)代表者が抱える運営上の課題を、3類型に基づき、類型別に分けて課題の抽出を行った。、 さやいんげん「庄右衛門」の各摘心処理による低節位の花枝数及び収量の増加は認められなかった。モミジガサの腐敗対策として、スギ樹皮被覆、ギボウシ混植、粗植により生産の安定化を検討したが、処理による収量への差はみられなかった。ワラビのハウス内での苗養成は、幅のある資材に仮植するのがよいと考えられた。モミジガサの腐敗対策として、ギボウシの混植等の耕種的手法を検討したが、処理による差はみられなかった。
カテゴリ 加工 規模拡大 経営管理 さやいんげん 出荷調整 中山間地域 わらび

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