(2) 省力栽培技術の体系化

課題名 (2) 省力栽培技術の体系化
研究機関名 山梨県果樹試験場
研究分担 生食ブドウ栽培科
研究期間 完(H19)~(H21)
年度 2009
摘要 ア 「巨峰」「ピオーネ」における省力栽培体系の実証、 「巨峰」「ピオーネ」の短梢剪定樹を用い、各種省力技術の組み合わせ体系を検証した。展葉5枚時ジベレリン5ppmによる摘粒作業の省力化、フラスター液剤を利用した新梢伸長抑制による新梢管理の省力化、ジベレリン1回処理によるジベレリン処理回数の削減、支梗を利用した花穂整形により、省力化を図りながら、商品性のある果房の生産が可能であった。、イ 「サニールージュ」における省力栽培体系の実証、「サニルージュ」でジベレリン散布による花穂伸長処理とジベレリン1回処理を組み合わせた省力体系で商品性のある果房の生産が可能であった。 ウ 省力栽培体系のおける労働時間の試算、短梢剪定での省力栽培体系で、摘粒時間の削減、新梢管理時間の削減効果を加味して、労働時間を試算すると長梢剪定樹の慣行栽培と比較して、全体の作業時間が20%程度、労力の集中する果房管理に限っては35%程度の削減が可能であった。さらに花穂整形方法を改良し、支梗を利用すれば、全体で25%、果房管理で45%程度の削減が見込めた。一方、ジベレリン1回処理、支梗を利用した生産では、年によって果粒肥大が劣る場合もあり、安定生産にはさらに検討が必要と考えられた。
カテゴリ 栽培技術 省力化 省力作業 ぶどう

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