| 課題名 |
冷水病対策技術開発研究 |
| 研究機関名 |
滋賀県水産試験場
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| 研究分担 |
環境病理担当
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| 研究期間 |
継H20~ |
| 年度 |
2009 |
| 摘要 |
天然水域や養殖場においてアユに多大な被害を与えている冷水病の被害軽減を図るため、冷水病に対する抗病性を付与する技術および冷水病ワクチンの開発・実用化試験を行った。加温飼育による冷水病の抗病性付与技術等の実用化が可能な成果については、県内の養殖業者に対して適時技術指導を行うとともに、水産学会(10月岩手で開催、3月東京(予定)で開催)で発表した。冷水病ワクチンについては、実用化に向けて必要な養殖現場での治験試験の届けが委託者から農林水産省に提出され承認まちである。また、KHV病は平成16年度にコイが10万尾以上死亡した琵琶湖でのその後のKHVの動態解明について調査した。、(1)冷水病対策技術の開発、 琵琶湖で漁獲したアユを池に収容すると一週間程度で冷水病が発生する。湖産アユを池に収容し、冷水病の発生を確認後、直ちに飼育水を23℃および28℃に各3日間加温することで、アユをほとんど死亡させずに冷水病への抗病性を付与できる(冷水病で死なないアユになる)ことを明らかにした。ただ、抗病性はヒウオサイズのアユでは獲得できないことが判明した。、 また、冷水病を感染耐過したアユを健康アユと超高密度条件で同居飼育すると健康アユに冷水病が発生したことから、冷水病が終息した後も耐過アユ自身が冷水病菌を保有していることが分かった。、 さらに、ヤナ種苗の冷水病対策実施中に発生する急性スレ症は実験的には暗黒下で飼育すると100%抑制できることが分かった。実用的な対策手法の確立が課題である。、(2)ワクチンの開発試験、 冷水病菌がプロテアーゼを多量に分泌する培養条件(菌株、培地、pH、水温)を明らかにした。プロテアーゼは冷水病ワクチンの有効成分の一つであるとされており、この知見は浸漬ワクチンの有効性向上に役立つと考えられた。、 また、工場で試作された浸漬ワクチンが、実験室で試作されたワクチンと同等の効果を示すことを室内実験において確認した(有効率60.7%)。平成17年度からの実験結果をまとめ、養殖現場において治験試験を行うための治験届けが委託者から農林水産省に提出された。、(3)琵琶湖におけるKHVサーベイランス(平成20年度~)、 KHV病により平成16年に10万尾以上が大量死したが、その後の状況は未調査であり、琵琶湖におけるKHVの動態を解明し、まん延防止を目指して研究を行った。、 6 ~7月に体長30~40cmの斃死コイからKHVゲノムが検出され、小規模なKHV病の発生が示唆された。、漁獲ゴイのPCR 検査では、6~7月および10~11月にだけ陽性が認められた。抗KHV抗体価は30cm以下のコイでは低く、30~40cm でばらつきが大きく、40cm 以上では多くの個体が高かった。以上から、琵琶湖においては初夏に体長30~40cmの個体がKHV病を経験し、一部の個体が死亡すると考えられた。、今後はKHV病発生の確認とウィルスの動態について調査を継続実施する。、
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