水産有害生物対策事業、外来魚駆除技術事業化試験、

課題名 水産有害生物対策事業、外来魚駆除技術事業化試験、
研究機関名 滋賀県水産試験場
研究分担 生物資源担当
研究期間 継H19~
年度 2009
摘要  近年の琵琶湖では外来魚が繁殖し、水産資源を食害し、生態系の攪乱原因となっている。このため、平成19年度からは独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所からの委託を受けて、本年度は主にオオクチバスの効率的繁殖抑制、捕獲技術開発の検討を行った。、 (1)既存手法の評価、外来魚沖曳き網について、その捕獲特性を評価した。当該漁法は冬季(12月)に外来魚捕獲能力が最大となり、他漁法の春季と異なった。当該漁法の捕獲魚の90%は当歳魚が占め、1月以降は オオクチバス大型魚も捕獲されるようになることを確認した。また、当該漁法は北湖の外来魚駆除量の28%を占めていることから、北湖は南湖と比較し、当歳魚が効率的に駆除されていることが示唆され、今後はその駆除効果を評価する。、 (2)効率的駆除技術開発(既存手法で捕獲されにくい水域等)、作業性を考慮し、新たにオッタートロール網を作成し、その曳網条件の決定と捕獲特性を調べたところ、ビームトロール網に比べてオオクチバスに対する捕獲能力が向上した。 また、北海道立水産孵化場と共同して電気ショッカーボートの捕獲特性を外来魚が蝟集している冬季の彦根旧港湾湾奥部で調査を実施し、約4時間で湾奥部の推定生息量の45%の駆除ができ たと推定された。、 (3)外来魚生息状況調査、  4mビームトロール網による調査の結果、本年度は南湖、北湖共にブルーギルの当歳魚発生量は低く抑えられていた。しかし、南湖では依然として平成20年生まれのブルーギルが卓越年級群として生息していた。、 (4)モデル水域での在来魚回復実証試験、  彦根市の曽根沼をモデル水域として、外来魚を駆除することにより、在来魚がどのように回復するかをモニタリングした。総駆除量については平成21年度は漁協による駆除に加え、新たに水産試験場でも駆除を実施し、漁協725.9kg・水試418.0kgの合計1,143.9kg(平成22年1月15日現在)となり、前年度の約1.36倍の駆除量となり、小型定置網調査での年間採捕数がブルーギルは2/5にオオクチバス当歳魚 は1 /10に減少した。しかし、在来魚の採捕数については依然低位のままであった。今後、この要 因および増加させる手法を検討する必要がある。、 (5)冬期蝟集水域での駆除技術開発、本年度は港外の水草の消長と港への外来魚の蝟集について延勝寺海老江舟だまりと飯浦漁港(去年度も実施)において外来魚の蝟集状況を調査した。その結果、水草帯に生息していた外来魚が水草が枯れた後の生息場所として能動的に港湾に蝟集するわけではないことが分かった。 、今後、蝟集要因について調査地点の形状や波浪などの影響をさらに詳しく検討する必要がある。、
カテゴリ 繁殖性改善 モニタリング

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