課題名 |
「コウノトリ育む農法」支援技術の開発 |
研究機関名 |
兵庫県農林水産技術総合センター
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研究分担 |
農産園芸部
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研究期間 |
継H19~24 |
年度 |
2009 |
摘要 |
目的:有機質資材の使用、無(減)農薬、長期湛水のもとで土壌環境、肥効、水稲の生育・収量・品質、雑草の発生消長、病害虫・天敵生物の発生消長等に現れる影響とその特徴を把握する。その知見から、当農法の技術的基盤の確立と生産安定を図る。 成果:有機物施用と長期湛水の継続により肥効低下の兆しが認められる。湛水区(冬期+早期湛水)は移植1ヶ月前から湛水するため、移植直後から強還元状態となるが、早期湛水を行わない冬期湛水区では慣行区より若干低下するものの、土壌はやや酸化的であった。鶏糞と有機質肥料(コウノトリ有機)との間に差はなく、収量を得るためには、基肥の鶏糞に加えて追肥が必要であることが指摘された。移植後、数回の機械除草を導入することで、出穂期の雑草発生量をほぼ50g/m2(乾物重)に抑えられ、一部の圃場を除いて、40kg/a以上の収量が確保できた。ナタネ油搾り滓を10kg/a以上処理することで雑草発生量が抑制できた。多様性の指標生物の候補として、イトミミズ類、ヤサガタアシナガグモ、ヒメアメンボ、ゴマフガムシが選定され、地域間で差のある生物としてトノサマガエル、コミズムシ、アジアイトトンボ、トゲアシクビボソハムシが選定された。、
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カテゴリ |
土づくり
肥料
病害虫
害虫
ごま
雑草
除草
土壌環境
鶏
なたね
農薬
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