小麦有望品種「ふくほのか」の高品質栽培技術の確立

課題名 小麦有望品種「ふくほのか」の高品質栽培技術の確立
研究機関名 岡山県農業総合センター農業試験場
研究分担 作物研
研究期間 完(H19~21年度)
年度 2009
摘要 「目的」「シラサギコムギ」に替わる品種として有望視されている「ふくほのか」の最適な播種法及び施肥法を「シラサギコムギ」と比較検討し、高品質栽培技術を確立する。、「結果」「ふくほのか」は、11月上旬以前の播種では凍霜害の危険性があり、12月上中旬の播種では減収や梅雨入りと重なりやすいことから、「ふくほのか」の播種適期は11月中下旬であると考えられた。また、厚播きすると穂数が増加し、多収となる傾向がみられたが、6~12g/m2の範囲であれば、収量差は小さいため、「ふくほのか」の播種量は「シラサギコムギ」と同程度の6~7g/m2でよかった。「ふくほのか」の速効性肥料を用いた高品質栽培には、基肥と2月追肥の後、窒素4kg/10aの穂肥か、窒素2kg/10aの3月追肥に窒素1~2kg/10aの実肥を組み合わせて施用する方法が有効と考えられた。なお、実肥を施用しない場合では、出穂10日後の葉色(SPAD値)40以上がタンパク質含量8.0%以上の目安であると考えられた。、被覆肥料については、シグモイド型のLPS40を施用した区で8.0%以上のタンパク質含量を得やすかったが、いずれの区も速効性肥料分施区より大きく減収した。成熟に伴う立毛外観の変化を経時的に調査した結果、成熟期前後における外観の変化は2年とも同様の傾向で、千粒重、容積重、タンパク質含量は成熟期2、3日前(子実水分33~37%)頃には、ほぼ最大値に達し安定していた。成熟期の茎葉は全体に薄い褐色であり、粒は薄い褐色~褐色、粒の硬さは爪で切断できる粉状~爪跡がつく状態であった。
カテゴリ 肥料 高品質栽培技術 小麦 施肥 播種 品種

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