課題名 | 病害虫・生育障害の診断と対策指導 |
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研究機関名 |
岡山県農業総合センター農業試験場 |
研究分担 |
病虫研 化学研 |
研究期間 | 継(H13年度~) |
年度 | 2009 |
摘要 | 「目的」県内で問題となっている農作物の病害虫や生理障害について診断し、防除対策を指導する。、「成果」(1)病害、平成21年2月~22年1月に病害の疑いで持ち込まれた診断依頼件数は400件で、作目別にイネ20件、麦類10件、豆類6件、果樹62件、野菜216件、花き・花木78件であった。原因別では、病害が最も多かったが、虫害や非病害虫によると思われる障害も多くみられた。病原別では、糸状菌が最も多く、これらの傾向は過去5年間と同様であったが、本年度はウイルス病による被害が例年より多かった。、(2)虫害、本年度の診断・相談件数は109件で、作目別には、イネ3件、麦類・雑穀4件、豆類2件、果樹74件、野菜15件、花き・花木4件であった。項目別では、虫害が84%と最も多かったが、天敵、鳥獣害、農薬の診断の相談もあった。害虫の分類群では、チョウ目が27件で最も多く、次いでダニ目21件、カメムシ目16件、アザミウマ目11件、甲虫目8件等であった。、(3)土壌由来生理障害、要素欠乏又は過剰症の疑いで対応した診断件数は、モモ3件、ブドウ6件であった。主なものに、マンガン過剰が原因と考えられるモモ枝の粗皮病症状、マグネシウム欠乏が原因と考えられる「ピオーネ」の開花期の葉脈間黄化症状等があった。 |
カテゴリ | 病害虫 黄化症状 害虫 カメムシ 生理障害 鳥獣害 農薬 ぶどう 防除 もも |