環境保全型農業の確立 3 バイオ炭を用いた土壌炭素貯留によるCO2削減効果の検証
摘要 令和2年度の現地実証試験の結果、バイオ炭による土壌に貯留可能な炭素量は、モモが平均で30kg/10a、ブドウが平均で42kg/10aであった。
摘要 モモシンクイガ5齢幼虫(休眠態)に対する低温(0.1℃~0.5℃)処理において、完全殺虫可能な処理期間は60日以上と考えられた。 キーワード リンゴ、輸出、検疫、モモシンクイガ
新しい肉質のモモの多様な流通・販売に向けた加工・貯蔵方法の開発 1 果肉の褐変特性の解明
摘要 モモの果肉褐変について、19品種・系統について、すりおろした果実の褐変程度の品種間差異を調査した。すべての品種・系統で褐変が認められたが、「モモ山梨20号」は褐変程度が低かった。 「甲斐トウ果1...
果樹園の土壌管理等による果実安定生産技術の確立 2 腐食酸質資材と混合堆肥複合肥料がモモ樹の果実生産や土壌理化学性に及ぼす影響
摘要 腐食酸質資材2種類と混合堆肥複合肥料1種類について、モモの樹体生育量、果実品質を比較したが明確な差は認められなかった。
果樹園の土壌管理等による果実安定生産技術の確立 1 土壌管理等による果実生理障害の発生抑制
摘要 モモの果実核割れ障害の発生抑制については、土壌水分管理の影響を検討した。生育期間を通して湿潤状態で管理する区と硬核期に水分を急変させた区で発生率が高い傾向にあった。 ブドウの果実裂果障害の...
新しい肉質のモモの多様な流通・販売に向けた加工・貯蔵方法の開発 2 品質保持期間の把握
摘要 「甲斐トウ果17」、「モモ山梨20号」の貯蔵特性を調査した。1℃貯蔵では貯蔵可能日数は40日間、5℃貯蔵では30日間と考えられた。 収穫後25℃で5日間保存することにより果肉がピンク色に、6日間保存で赤~...
モモ優良品種選抜と栽培技術の確立 1 モモ優良品種の特性調査と栽培技術の確立(第6次)
摘要 県内外から導入したモモ5品種について生育特性と果実品質を調査した。次年度も引き続き検討品種について調査を行う。 慣行加温体系における「さくひめ」の7年生の特性を調査し、慣行加温体系における特...
摘要 農研機構果樹研で育成されたモモ第10回系統適応性検定試験供試7系統と対照3品種について、系適試験調査方法に基づき調査した。本年は定植2年目であり、花芽の着き方や葉の形状について調査した。
核果類新品種の育成 1 モモ新品種の育成 (2) 省力栽培可能な品種の育成
摘要 6組合せの交雑を実施し、核を獲得した。令和2年度交雑実生は緑枝接ぎ後、57個体を定植した。 実生の選抜では結実した146個体について果実調査を実施し、32個体を継続とした。 軟化させた「甲斐トウ果1...
核果類新品種の育成 1 モモ新品種の育成 (1) 果実品質に優れる品種の育成
摘要 4組合せの交雑を実施し、核を獲得した。令和2年度交雑実生は緑枝接ぎ後、109個体を定植した。 実生の選抜では145個体について果実調査を行ない、25個体を継続とした。一次選抜系統「モモ山梨21号」を二...
摘要 ブドウではフルメット液剤の果粒肥大促進効果、フラスター液剤の果粒肥大促進効果、アブシジン酸の着色促進と汚染程度の確認等について検討を行った。 核果類では新規化合物によるオウトウ、モモの摘果...
15 農業情勢や生産環境の変化に対応した総合的な病害虫防除技術の確立 (1)モモを加害するクビアカツヤカミキリの防除技術の確立
摘要 目的:モモにおけるクビアカツヤカミキリの発生生態を解明するとともに防除技術をを開発することで本種の防除体系を確立する。 成果:モモ園地にいて巡回および合成フェロモンを使用したトラップによる成虫...
6新規資材を活用した農作物の省力生産技術の開発 (5)新しい殺菌剤・殺虫剤の選抜及び利用法の確立
摘要 目的:主要農作物病害虫に対する新農薬の実用的な防除効果及び新防除技術の実用的な防除効果を検討する。 成果:各薬剤の防除効果および薬害を調査。いちご、にら、ももの重要病害虫を対象に、計18剤の試験...
常陸牛品質向上のための脂肪酸関連遺伝子と美味しさ成分等との関連性の解明
摘要 【遺伝子とおいしさの関係】理化学分析及び香気成分分析を実施し、脂肪酸関連遺伝子との関係を調査するとともに、遺伝子型の解析を行う。 【 モモ肉熟成とおいしさの関係】理化学分析により、モモ肉の熟成が...
ハナモモの株枯れ対策技術の開発とドウダンツツジの苗増殖・育苗技術の確立
摘要 目的:ハナモモの株枯れ対策技術の開発とドウダンツツジの苗増殖及び育苗方法について検討する。 結果:ドウダンツツジの発芽条件等について明らかになった。ハナモモの株枯れ対策技術の一つとして台木につ...
摘要 目的:主要病害虫の発生消長を調査し防除適期を把握する。また、新規薬剤の効果や薬害の有無を検討し新規薬剤の登録に資する。 成果:①指定病害虫:果樹全般でカメムシ類の誘殺数が前年および平年より少なか...
「富山型モモ」単収2tを目指した結果枝育成と仕上げ摘果の精度向上に関する研究
摘要 目的:モモの単収2tを目標に摘心及び捻枝処理による効率的な結果枝育成法を明らかにする。 成果:モモ‘あかつき’において、徒長枝となる生育旺盛な新梢に対し、硬核期前では摘心や捻枝処理、硬核期後では...
摘要 目的:早期成園化と省力化対策として、県外で開発されたリンゴジョイントV字栽培、モモV字形整枝樹形、カキ・ウメのV字樹形の適応性技術を確立する 成果:‘ふじ’のジョイントV字栽培は慣行仕立てと比べて...
摘要 目的:本県の気象条件に適した優良な品種・系統を選抜する。 成果:(国研)果樹茶業研究部門育成系統、他県・民間育成品種等について生育、収量及び品質調査を行った。(リンゴ;12品種、ニホンナシ;9品種...
中山間地農業の活性化に向けた多様な地域特産品目の生産技術の確立
摘要 目的:中山間地域における経営体の所得確保のため、既存品目の安定生産技術、特産野菜や薬用作物等の新規品目の生産技術、及びIoTやAIなどを使った技術を開発する。 成果:特産品目のカグラナンバンでは、青...