課題名 | 果実輸出における害虫付着果及び食入果の流通阻止技術の開発 |
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研究機関名 |
広島県立総合技術研究所農業技術センター |
研究分担 |
果樹 |
研究期間 | 完H19~21 |
年度 | 2009 |
摘要 | 見取り法による発生消長調査で,ミカンバエ成虫のカンキツ園への飛来は7月下旬であることを明らかにした。ミカンバエ幼虫の分布を調査し,幼虫は山際の園で,小さな果実および落果に多く,寄生果は,着色が早くなることを明らかにした。ミカンバエの果実内幼虫は11月上旬には,3齢で10mmに達し,果実から脱出を始めることを明らかにした。ミカンバエ幼虫に対する薬剤の殺虫効果は,散布時期が9月中旬になると低下した。、 蒸熱処理温度の上昇に伴い果実内のミカンバエ幼虫の生存率が低下し,その傾向は処理時間が長いほど顕著であった。果実に寄生するミカンバエ幼虫の殺虫には45℃以上の温度で,30分以上の蒸熱処理が有効であることが明らかになった。45℃,30分の蒸熱処理により,果実品質を損なわず果実内のミカンバエ幼虫を完全に殺虫できることが示唆された。 |
カテゴリ | 害虫 薬剤 輸出 その他のかんきつ |