ウリ科ウィルス病の総合的防除技術体系の確立

課題名 ウリ科ウィルス病の総合的防除技術体系の確立
研究機関名 愛媛県農林水産研究所企画環境部・農業研究部
研究分担 病理昆虫室
研究期間 継H21~22
年度 2009
摘要 目的:ウリ科野菜の退緑黄化病は、平成20年10月に愛媛県内の施設キュウリで発生し、その後露地キュウリでも発病したため、被害拡大が懸念されている。このため、媒介虫・ウイルス特性に基づいた発病抑制・被害回避に資する新たなセーフティ技術を開発・統合し、本県のキュウリ等、日本国内のウリ科野菜の安定生産に貢献する。、成果:(ア) プライマーカクテルを用いたRT-PCRによるキュウリ黄化病との判別、キュウリ退緑黄化ウイルスと病徴が酷似するキュウリ黄化病の病原ウイルスを分子診断で識別できる手法を検討した。その成果、既報のプライマーおよび新たに設計したプライマーを組み合わせ、明らかになった最適検定条件はCCYV-HSP-F、CCYV-HSP-R、BPYV-CP1、BPYV-CP2の各プライマーの組み合わせであった。、(イ) 中山間型農地における保毒率の推移及び感染源の調査、3圃場を対象に、採集したコナジラミ類のウイルス保毒虫率を調査した。その成果、最終調査時(11月30日)に本病が中発病まで上昇した圃場では、9月下旬に本ウイルスの保毒虫が2/48個体みられ、これらが初期発病に関与したものと推察した。多発圃場に近接する雑草からウイルス検出を行った成果、ベニバナボロギク、ホトケノザから本ウイルスを検出した。5月定植の露地キュウリの作型で県内初発生を確認したが、発病時期と中位葉の部分黄化症状の特徴から保毒虫の飛来時期は6月下旬から7月上旬と推定した。
カテゴリ 病害虫 黄化症状 きゅうり 栽培技術 雑草 中山間地域 べにばな 防除

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