簡易小型ハウスによる冬どりタマネギの安定栽培技術の確立

課題名 簡易小型ハウスによる冬どりタマネギの安定栽培技術の確立
研究機関名 佐賀県農業試験研究センター
研究分担 白石分場
研究期間 完、H19~21
年度 2009
摘要 ○目 的、 年内収穫が可能なセットタマネギは、販売上のメリットもあり、その栽培面積は、ここ数年増加傾向にある。しかし、仔球の育成・定植等に多大な労力を必要とするため、省力化が求められている。そこで、仔球の育成を必要としない、簡易小型ハウスによるタマネギの11~12月どり安定栽培技術を確立する。また、二作どりによる所得向上を図るため、11~12月どりタマネギ収穫後の4~5月どりタマネギの安定栽培技術を確立する。、○成果、(1) 11~12月どり安定栽培技術の確立、・適品種の検討、球形が偏平ではあるが、商品化率、商品収量が最も高い「極早生A号」が最も有望と考えられた。また、商品平均球重および商品収量の高い「貴錦」、「博多コガネEX」も有望品種と考えられた。、・育苗方法の検討、 セルトレイの穴数が少なく、1株当たりの培土量が多いほど定植時の草丈・葉数ともに生育が優れた。また、育苗時の被覆資材の検討では、遮光率が高いほど草丈が高くなる傾向が見られた。、・球肥大技術の検討、 定植時期が早いほど、収穫時の茎葉が倒伏し秀品率が高くなる傾向が見られた。また、マルチにタイベックシートや白黒ダブルマルチを使用することで、収穫時の球重、商品化率、商品収量が向上した。、 露地栽培で、電照を10月下旬より照射(22時~1時)することで、12月下旬収穫時に倒伏株が大幅に増加し、球重や秀品収量が向上した。、(2) 11~12月どりタマネギ収穫後の4~5月どりタマネギの安定栽培技術の確立、・適品種の検討、 1月中旬定植では、「ネオアース」、2月中旬定植では「ターザン」が最も適していると思われた。また、早生品種の「七宝早生7号」では、抽苔や小玉が多く発生する。、・施肥方法の検討、 冬どり、春どりタマネギを連続して栽培する場合、冬どりタマネギ元肥時にBB066を80kgとスーパーロング424・180日タイプを200kgを一発施用することで、春どりタマネギの品質・収量が優れる。 、
カテゴリ 安定栽培技術 育苗 栽培技術 省力化 施肥 たまねぎ 品種

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