佐賀牛生産基盤強化のための二卵移植による双子生産技術の確立

課題名 佐賀牛生産基盤強化のための二卵移植による双子生産技術の確立
研究機関名 佐賀県畜産試験場
研究分担 大家畜部
研究期間 継H17~23
年度 2009
摘要 <目的>・受精卵の二卵移植技術を用いた双子発生率を向上させ、繁殖牛1頭当たりの生産頭数を増やすと共に、生産された子牛の育成と肥育法を確立する。、<計画>・双子子牛生産方法の違いによる生産率の検討、分娩誘起技術の検討、双子子牛を標準的に発育させるための哺育育成技術の確立、双子子牛の産肉性の検討。、<期待される効果>・高品質で安全・安心な県産牛肉の安定的生産・消費者から信頼される「佐賀牛」ブランドの維持拡大・農家経営の安定及び所得の向上を目指す。、<得られた成果>・片側子宮角移植および過排卵人工授精を実施した結果、片側子宮角移植で1組双子を生産した。・黒毛和種雌牛9頭に分娩誘起剤としてプロスタグランジンF2α15mg筋肉内投与、デキサメタゾン5mg皮下投与、エストラジオール2mgを同時に筋肉内投与した結果、処置から分娩までに要した時間は33.0±5.1時間であった。・慣行(42日)より長い90日および1.5倍量を哺乳する長期間哺育体系で飼養した結果、生後6週齢で全和平均と雌の体重を上回る発育成績を示したことから、哺育期間の延長および哺乳量の増加により、子牛を標準以上に発育させることが可能であることが示唆された。・双子子牛を慣行法により肥育した結果、肥育終了時の体重は試験区が673.2kg、対照区が710.0kgと試験区がやや小さかったが、1日当たり増体量は試験区が0.76kg/日であり、対照区の0.77kg/日と同等の成績が得られた。また、歩留では歩留基準値で試験区が74.1、対照区が73.0と試験区がやや上回り、肉質では脂肪交雑で試験区がBMSナンバー5.6、対照区がBMSナンバー4.2であり、試験区がやや上回った。、<残された問題点> ・双子子牛生産体系における産肉性を継続して検討する。
カテゴリ 過排卵 経営管理 繁殖性改善

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる
S