a 生物多様性保全技術及び野生生物等による被害対策技術の開発

課題名 a 生物多様性保全技術及び野生生物等による被害対策技術の開発
課題番号 2010015025
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 (独)森林総合研究所,研究コーディネータ
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 <研究内容>森林景観における伐採、植林などの影響の緩和のために、人為攪乱が樹木の種多様性に及ぼす影響評価・予測を行う。生物多様性評価指標の高度化を行い、ポスト2010年目標評価のためのシステム構築の提案を行う。希少樹種の保全のために、遺伝的および生態的研究の成果に基づき、希少化の緩和や保全などの指針を示すための、管理マニュアルを作成する。緊急対応を必要とするマツ材線虫病の被害先端地域における防除のため、焦点となっている青森県西南部でのマツノマダラカミキリの定着の有無を明らかにする。また、ナラ類集団枯損の被害発生予測法と防除システムを統合した防除方法を開発する。ツキノワグマの被害回避技術を確立するため、主要な食物であるブナ、ミズナラの結実の予測手法を開発し、食物資源の変動がツキノワグマに及ぼす影響を明らかにして、出没予測マニュアルを作成する。<成果の概要と活用>人為攪乱が樹木の種多様性に及ぼす影響評価・予測のための生物多様性評価指標の高度化、ポスト2010年目標評価のためのシステム構築の提案、希少樹種の保全・管理マニュアルの作成、マツ材線虫病の被害先端地域である青森県西南部でのマツノマダラカミキリの定着の有無の確認、ナラ類集団枯損の被害発生予測法と防除法を統合した枯損防止システムの開発、ツキノワグマの被害回避技術を確立するためのミズナラの結実の予測手法の開発、出没予測マニュアルの作成などの成果が得られた。また、森林の生物多様性保全、生物多様性条約に貢献するシンポジウム開催を通じて、研究成果を行政、一般市民等へ発信し、さらに、広域病虫害、獣害対策の成果は、その被害対策を担っている県の担当者、研究機関、NPO等へ、常に情報を伝達して、普及を図った。さらにナガマドキノコバエ捕獲トラップは、一般に発売された。
カテゴリ 病害虫 防除

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