課題名 |
a.果実の輸出等を促進する高品質果実安定供給のための基盤技術の開発 |
課題番号 |
2010014920 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構
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研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,果樹研,果実鮮度保持研究チーム
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研究期間 |
2006-2010 |
年度 |
2010 |
摘要 |
1)エチレン生成量が多いりんご「つがる」において、24時間の低温処理により一過的にエチレン生成量を抑制させた後に1-MCP処理をすることによって、1-MCPの鮮度保持効果が高まることを明らかにした。りんご「ふじ」では、収穫後2℃で保管することによって、収穫22日後に1-MCPを処理しても、収穫翌日処理とほぼ同等の鮮度保持効果が得られることを明らかにした。2)1-MCP処理時間の大幅な短縮が可能な減圧下1-MCP処理において、出荷箱単位で実施した場合は、りんご「つがる」では1/10気圧で1分間、「ジョナゴールド」「王林」「ふじ」では1/8気圧下で1分間の1-MCP処理により、常圧下で16時間密閉による通常の1-MCP処理とほぼ同等の鮮度保持効果が得られることを明らかにした。また、りんごおよび日本なしの1-MCPの簡易処理方法として、ライナーに低密度ポリエチレンをラミネートし、ガス透過性を制御したMA(modified atmosphere)包装用として市販されている段ボール箱を用いて処理する方法を開発した。
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カテゴリ |
加工
出荷調整
日本なし
品質保持
輸出
りんご
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