課題名 | C 農村地域の活力向上のための地域マネジメント手法の開発 |
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課題番号 | 2010014953 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,地域計画研究室 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,都市農村交流研究チーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,集落機能研究室 |
協力分担関係 |
東京農工大学 三重大学 名張市障害アグリ雇用推進協議会 玉野市雑穀生産振興研究会 農業生産法人株式会社桃源 東京農工大 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2010 |
摘要 | 1)地域コミュニティ・ネットワークの構築手法では、地域支援型農業(CSA)における生産者と消費者の交流活動を分析し、農産物集配場を直接的な交流の場に活用していること、消費者が農場運営に参加する機会づくりが多様な人材の参画するコミュニティ形成に有効であることを明らかにして、農産物直売所等を拠点とする地域コミュニティ・ネットワーク構築手法を開発した。2)新たな合意形成支援手法の開発では、価値観が多様化・複雑化する中でも理解が得られ易いよう、農業農村の保全ストーリー構築に活用できる要素展開図を、農業の高次化軸と交流の深化軸の2次元図で表現し、諸要素(コンテンツ)を2次元図上に位置づけることで理解促進を図る手順を明らかにして、現地の個々の戦略や条件に合わせて活用できる合意形成手法を開発した。3)地域資源管理の協働管理システム構築手法の開発では、他出子弟が実家の農作業支援を行ったり、不在地主が地域農業や所有農地利用について関心をもったりするためには、地域行事への参加など、地域住民との交流が重要であることを明らかにした。都市部に在住する他出子弟との具体的交流を促す取り組みは、事業仕分けを受け定量的検証に至らなかった。4)農村・都市の交流の取組効果を定量的に評価する手法の開発では、農村・都市の交流の取組効果を定量的に評価する手法の開発では、資源保全活動のCVM(仮想評価法)による評価額が調査サンプルを代えてもほぼ同程度で、安定的な評価が可能であることを確認し、評価手法の普及に向けて、MSエクセルのマクロで分析可能なCVMを用いた選択実験プログラムとその使用マニュアルを作成した。5)高齢者等に対応したバリアフリー化の要件の解明と整備手法の開発では、人材活用の観点からみたバリアフリー化のガイドラインとして、農業分野における知的障がい者等の多様な人材が活躍できるプロセスを、主体・客体・場所およびバリアとの対応に着目して整理分析し、障害者雇用に向けた準備、募集・採用、定着の段階を踏んだ取組の有効性を様々な地域でのモデル実証等を通じて実践的に示した(協力分担:東京農工大、三重大)。 |
カテゴリ | 管理システム 評価法 |