(2)家畜における本能行動の制御要因の解明

課題名 (2)家畜における本能行動の制御要因の解明
課題番号 2010014983
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 (独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 1.ヤギ弓状核キスペプチン神経細胞のほぼ全てにニューロキニンB(NKB)受容体が発現していることを明らかにし、キスペプチン神経細胞同士のネットワークの中ではニューロキニンBによる情報伝達が行われている可能性を示した。2.卵胞発育や精子形成に関わる弓状核キスペプチン神経細胞の脈動的な神経活動が、ニューロキニンB作動薬の末梢持続投与により制御できることを明らかにし、新たな繁殖制御技術の開発に向けニューロキニンB作動薬が大きな可能性を秘めていることを示した。3.以上の結果及び今中期計画中に得られた成果を総合し、卵胞発育や精子形成を指令するパルス状性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の分泌調節神経機構について新たなモデルを提唱した。4.ニューロキニンB阻害薬を用いた実験から、フェロモン情報処理にニューロキニンB受容体が関与していることを明らかとした。これまでに得られている結果と合わせ、ヤギにおいて、雄効果フェロモン(雄が放つフェロモン)が雌ヤギの嗅上皮あるいは鋤鼻器で受容され脳内で情報処理される神経機構に関する新たなモデルを提唱した。5.初生時の血漿中オキシトシン基礎濃度が高い個体ほど、新たな環境変化に対して消極的に反応すること、時間経過に伴い他個体への関わりが増える傾向があることなどを明らかとし、初生時における脳内のオキシトシンが行動発達に影響を与えている可能性を示した。6.オキシトシンの分泌制御に関与すると考えられる表面抗原CD38遺伝子の第2エキソン前後のSNPsと、成長後のストレス感受性、社会行動特性、泌乳量などとの間に関連がある可能性を示した。7.育成去勢雄ウシにおいて成長の制御に関わる成長ホルモンの分泌様式を検討したところ、12時間明期12時間暗期の条件下では約6時間に1回の大きなピークを持つ周期性があることが明らかとなった。また、この周期性には光以外の環境要因も関与していることが示唆された。
カテゴリ 繁殖性改善 フェロモン 山羊

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