食品残さを活用したアルコール発酵型飼料による特産牛肉生産技術の開発

課題名 食品残さを活用したアルコール発酵型飼料による特産牛肉生産技術の開発
課題番号 2010015572
研究機関名 (国)弘前大学
(独)農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター
(地独)青森県産業技術センター(弘前地域研究所)
研究期間 2009-2012
年度 2010
摘要 (1)採食性の良好な、稲ワラを配合したアルコール発酵型のリンゴ粕混合発酵飼料の開発に成功した。また、リンゴ酒醸造の際に派生する澱や酵素剤の添加によって、リンゴ粕からの安定的なアルコール生成促進が可能なことが示された。リンゴ粕産出時の外気温が上昇すると、リンゴ粕単味貯蔵中に乳酸発酵や酢酸発酵も同時に進行しアルコール生成が抑制されることが明らかとなり、リンゴ粕産出時の外気温を考慮した調製処理が必要なことが判明した。粗飼料割合を高めたオールインタイプの混合飼料の実用レベルでの調製技術の開発に向けて着実に研究が進捗している。(2)黒毛和種の去勢牛および経産雌牛を用いた肥育試験が計画通り進捗しており、少なくとも慣行肥育における配合飼料の代替としてアルコール発酵型のリンゴ粕混合飼料が利用できることが示されつつある。めん羊を用いた試験では、アルコール発酵型混合飼料の多給肥育においても配合飼料多給肥育と変わらない成績が得られている。(3)アルコール発酵型混合飼料を給与して生産された牛肉およびめん羊肉のかたさ、コラーゲン性状および官能評価を実施した結果、いずれも配合飼料給与で生産された食肉との間に差が無く、アルコール発酵型混合飼料を利用した食肉生産が可能なことが示されつつある。めん羊肉においては遊離アミノ酸やペプチド含量に影響がみられており、アルコール発酵型混合飼料給与によりカルノシン含量の低下が認められたことから、官能特性の評価結果との関連で解析を進めている。
カテゴリ 羊 りんご

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