課題名 | 牛放牧衛生検査のための非侵襲血液成分測定技術の開発 |
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課題番号 | 2010015596 |
研究機関名 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 (株)相馬光学 |
研究期間 | 2010-2012 |
年度 | 2010 |
摘要 | (1)26カ所の公共牧場における放牧衛生検査について調査を行い、平均検査回数、検査・採血延べ頭数、血液検査項目などを明らかにした。また、放牧衛生検査で健康状態評価として最も活用されているヘマトクリット値の範囲や平均値、低値(貧血)を示す異常個体の割合についても明らかにし、本技術の現場応用へのバックグラウンドデータを得た。(2)牛体表から非侵襲で血液成分を測定するための反射型測定プローブ、近赤外分光器および小型パソコンから構成される試作1号機を作製した。反射型測定プローブは、体表用(ランプの入射光学部の間隔が異なるS,M,Lの3タイプ)および腟挿入用の2種を設計・試作した。(3)牛体表からの近赤外スペクトル測定部位として放牧衛生検査で測定可能な部位を選定し、体表用小型プローブを装着した試作1号機用いて測定を行った。(4)暫定的なマトクリット値の検量モデルを得ることを目的として、頸静脈から採取した採血管内の血液について透過型近赤外装置を用いてスペクトルを測定し、従来法である遠心法による測定値との間でPLS回帰を行った。 |
カテゴリ | くり 測定技術 |