課題名 | 有機栽培におけるトマト病害発生抑制に関与する微生物的要因および抑制機構の解明 |
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課題番号 | 2010016017 |
研究機関名 |
(独)農研機構 中央農業総合研究センター |
研究期間 | 2009-2013 |
年度 | 2010 |
摘要 | 本年度は、有機栽培圃場と慣行栽培圃場の土を用いてトマトを栽培し、トマト茎内から分離されるFusarium属菌の頻度および青枯病の発生程度を比較した。茨城県石岡市にある有機栽培圃場と慣行栽培圃場の土を用いてトマトを栽培し、Fusarium属菌の分離頻度を比較したところ、有機栽培圃場土では慣行栽培圃場土に比べて本属菌の分離頻度が高かった。また、同じ圃場の土を用いてトマトを栽培し、栽培の途中で青枯病菌を接種したところ、慣行栽培圃場土では有機栽培圃場土に比べて青枯病の発生程度が高かった。以上の結果から、有機栽培によって、トマト茎内から分離されるFusarium属菌の分離頻度が高まること、さらに、青枯病の発生程度が低下することが示唆された。 |
カテゴリ | 有機栽培 青枯れ病 トマト |