課題名 | 特産作物「赤シソ」の産地を脅かす青枯病を防止する収穫機の開発 |
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課題番号 | 2009014134 |
研究機関名 |
愛媛県 愛媛大学 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 マメトラ四国機器(株) 東予園芸農業協同組合 |
研究期間 | 2007-2009 |
年度 | 2009 |
摘要 | (1)最終試作機を用いて、罹病茎を切断した場合の刈刃加熱による青枯病菌の二次伝染防止効果を明らかにした。さらに、本青枯病菌は、遺伝子系統解析の結果、phylotypeIに分類されることを明らかにした。(2)コンパクトなマイクロシースヒーターを表裏の刈刃押さえ鋼板に内蔵させ、ヒーター・熱電対・各リード線を本体上に固定し、刈刃を間接的に加熱することにより、刈刃に直接ヒーターを装着した場合に生じたヒーターの設置位置の問題や刈刃の揺動による各リード線の断線が解消されるとともに各部の耐久性が大幅に向上し、低コスト化が図れることが明らかとなった。(3)エネルギー収支式を利用し、刈刃の温度変化予測ができることを明らかにした。また、マイクロシースヒーター組込み刈刃の温度特性を明らかにした。(4)刈刃を電気的に加熱する収穫機の青枯病の高い二次伝染防止効果が明らかとなった。刈刃加熱による作物体、品質への影響は認められず、赤シソ栽培農家への導入が可能である。マイクロシースヒーターを表裏の刈刃押さえ鋼板に内蔵させ、刈刃を間接的に加熱する最終試作機による現地圃場での収穫試験において、各部の耐久性が大幅に向上し、二次伝染を効率的に防止できることが明らかとなった。 |
カテゴリ | 青枯れ病 しそ 収穫機 低コスト |