遺伝子組換えカイコの繭を活用した代替抗菌剤投与用新素材の開発

課題名 遺伝子組換えカイコの繭を活用した代替抗菌剤投与用新素材の開発
課題番号 2009014157
研究機関名 (株)ネオシルク
(国)広島大学
(国)東京農工大学
(独)農業・食品産業技術総合研究機構(動物衛生研究所)
日本農産工業(株)(ライフテック部)
(社)農林水産先端技術産業振興センター
研究期間 2008-2010
年度 2009
摘要 (1)平成21年度の研究において導入遺伝子のホモ化を実施し、この手法による発現量増加にも成功した。シグナル配列の改変による生産性向上に関する研究も順調である。既に7種類のシグナル改変体遺伝子を作製し、これらを昆虫細胞において発現させ、高発現するシグナル改変体を見いだしている。そのうち1種類のシグナル改変体(ニワトリリゾチームのシグナル配列を用いたシグナル改変体;CLYSIG-PLY)については、この遺伝子を組み込んだ遺伝子組換えカイコの樹立にも成功した。(2)成21年度は、小課題1-(1)「組換えブタリゾチーム生産」で作製し、含有率を0.19%まで高めることに成功したブタリゾチーム発現アクチベーターカイコ繭に含まれるブタリゾチームの活性を、指示菌に対する溶菌活性として測定する「インビトロ実験」により評価した。その結果、通常リゾチーム発現カイコの繭と比較して、リゾチームの活性が4倍以上に増強されていることを確認した。また、シグナル改変体を昆虫細胞で発現し、培養液中に分泌されたPLYの活性を評価した。リゾチームを生体に投与する「インビボ実験」については、マウスを用いたリステリア菌攻撃試験の実験条件の至適化を図り、インビボにおいてブタリゾチームの効果を評価するための実験系を確立することに成功した。(3) 平成21年度までの研究により、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌に対して活性を示す抗菌ポリペプチドとしてLactobacillus brevisよりBreBおよびBreCを特定し、リゾチームの活性を補完する抗菌ポリペプチドを選定する目標を達成することができた。さらに、新たに構築した植物乳酸菌ライブラリーをスクリーニングすることで、4株の抗菌ポリペプチド産生株を見出すことにも成功した。また、カイコ絹糸腺においてBreBを融合タンパク質として発現させることで、その発現が可能であることを明らかにし、カイコでの発現に適した導入遺伝子の構造を決定することができた。
カテゴリ カイコ 鶏 豚

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