| 課題名 | 廃棄野菜等の安全で高品質な飼料への再生・利用技術の開発 |
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| 課題番号 | 2009014160 |
| 研究機関名 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 (独)家畜改良センター (財)日本農業研究所 (株)松屋フーズ |
| 研究期間 | 2008-2010 |
| 年度 | 2009 |
| 摘要 | (1)「可搬型システム」では各種市販機械のキャベツ等飼料用収穫作業への適応性について検討したところ、既存キャベツ収穫機では能率が悪く、ロールベール体系では高水分材料の梱包ができなかったが、フォレージハーベスタ作業では目標能率の達成が可能と判断された。収穫機又はベーラに搭載可能な脱水機については、2軸スクリュー形の試験機を設計・試作したが目標水分に到達できなかったため、トランスバッグに詰め込んで脱水する方法を開発し、1~2割の液を排出することに成功した。「据置型システム」では野菜屑(水分93%)の切断・脱水工程開発のために、効率的で経済的とされる市販スクリュープレス式脱水機5機種について性能調査を行い、最も実用的な機種を選抜・加工し脱水試験を行った。(2)「微生物菌群の探索と製剤化」では、野菜残さ、牧草および混合発酵飼料等を材料とするサイレージ発酵過程において酸耐性および高温耐性をもち、硝酸塩分解能を有するBacillus subtilis NAS1と、乳酸生成能が優れ、嫌気条件で生育でき、亜硝酸塩分解能を有する乳酸菌Lactococcus lactis NAS2を発見した。さらに、当該微生物を添加して食品残さ発酵飼料、サイレージ、TMR飼料の硝酸塩を低減する調製方法について特許出願した。「実用規模での貯蔵試験、品質評価試験」では実用規模で調製した廃棄野菜残渣サイレージについて、NAS1の添加により硝酸態窒素含量が低下すること、当サイレージの発酵品質はNAS1添加の有無に関わらず良好であること、乾乳牛はそれを全飼料の20%超(乾物ベース)採食することを確認した。(3)肥育前期牛における野菜残さサイレージの給与量は原物として最大量1kg程度と考えられた。肥育後期牛では牛によって採食量の差異はあるが、原物として最大量2kg程度の給与が可能であった。繁殖牛を飼い直して肥育した牛では配合飼料を抑えた給与で野菜残さサイレージを良く採食し、原物として最大量4kg程度の給与が可能であったが、配合飼料多給の場合には給与量の増加は難しいと思われる。 血液中のビタミンA濃度については、肥育前期牛では100IU/dl、肥育後期牛では40~60IU/dlであった。飼い直し牛はそれまで放牧していたことの影響もあり全体に高含量で90~110IU/dlであった。 |
| カテゴリ | 加工 キャベツ 高温耐性 収穫機 飼料用作物 乳牛 繁殖性改善 |