樹体ジョイントによるナシ園早期成園、省力化と樹勢回復技術開発

課題名 樹体ジョイントによるナシ園早期成園、省力化と樹勢回復技術開発
課題番号 2009014201
研究機関名 神奈川県
埼玉県(農林総合研究センター・園芸研究所)
筑波大学
(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所
日鉄防蝕(株)
井上毅
研究期間 2006-2009
年度 2009
摘要 (1)考案した仕立て法は、定植時に主枝部が全て水平に連結されることから、側枝候補枝の発生が良好となり、無収益期間も僅か1年に短縮される。定植4年目(5年生樹)には主要品種‘幸水’で成園並収量(3t/10a)が得られ超早期成園化が可能である。また、勢調節技術として5月または9月の主幹切断は、同化産物や養水分の樹体間移行が活発化し、収量や果実重には影響なく、果実糖度が上昇するため有効であることが明らかとなった。(2)ジョイント仕立ての直線的樹形から、主枝・側枝の誘引用支持線を樹列直線方向のみに設置する低コストタイプ専用棚を開発した。誘引用支持線に園芸用結束機等を利用することで、年間の枝管理時間を1/3に削減することが可能である。(3)樹勢低下樹へのジョイント技術の開発では、接ぎ木の時期、簡易な接ぎ穂の作り方、固定方法、接ぎ木部の虫害防止技術を確立し、高齢生産者でも実践できる一連の技術を組み立て、ビデオに編集し普及資料を作成した。(4)改植実証圃では主枝先端の伸長不足などにより、初期にジョイントが完成できなかったが、最終年度では2.2t/10aの収量が得られた。
カテゴリ 改植 栽培技術 樹勢回復 樹体ジョイント ジョイント技術 省力化 早期成園化 接ぎ木 低コスト 品種

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