課題名 | 生活習慣病予防機能性成分に特化したキメラかんきつ産地の定着化 |
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課題番号 | 2009014208 |
研究機関名 |
全国農業協同組合連合会愛媛県本部 愛媛県産業技術研究所 愛媛県農林水産研究所 (株)えひめ飲料 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2009 |
摘要 | (1)’エクリーク65’の果実特性について、異なる試験地において年次変動を調査し、特性は安定していることを明らかにした。本品種の最大の特徴である特有の食味と濃赤色について検討した結果、赤色については栽培条件により影響を受けることが明らかになった。消費者嗜好については、食味は高い評価、赤色は個性的である傾向が伺え、栽培技術にフィードバックできることが示された。(2)‘エクリーク65’については、透湿性フィルムを被覆し夏秋季に穏やかな水ストレスを付与することにより、糖度が1以上高く、アントシアニンおよびβ-クリプトキサンチンを多く含有し食味の優れる果実を生産できることが示された。また、摘果の時期を遅らせて着果ストレスを付与することにより糖度が約1高く、アントシアニンを多く含有し食味の優れる果実を生産できる可能性が示唆された。(3)平成21年度産の‘エクリーク65’について各部位のポリメトキシフラボンを測定したところ昨年度までと同様、時期が遅いほど含有量が下がっており、ポリメトキシフラボンは果皮に局在していることが確認された |
カテゴリ | 機能性成分 栽培技術 栽培条件 品種 良食味 その他のかんきつ |