A 地域に対応した多様な森林管理技術の開発

課題名 A 地域に対応した多様な森林管理技術の開発
課題番号 2011017658
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 (独)森林総合研究所,研究コーディネータ
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 <研究内容>再造林の低コスト化のため、地拵えからコンテナ苗植栽までの一貫作業システムの作業能率を明らかにするとともに、コンテナ苗植栽の活着・成長の実態を明らかにする。また、間伐が遅れた林分の施業体系化に向けて、さまざまな林分の樹冠構造の解析に基づいた個体レベルの樹冠モデルを開発する。広葉樹林への誘導技術を高度化するため、林冠の制御等による天然更新促進技術や、菌根菌感染苗等を利用した更新技術を開発する。また、人工林の蓄積推定で広く行われている標準地調査法において、標準地の面積や形状の違いによる推定精度を評価する。<成果の概要と活用>国産材安定供給及び森林の多様な機能の発揮に向けた持続可能な森林経営の確立は急務であり、再造林の低コスト化に取り組み、車両系林業機械を用いた一貫作業システム(地拵えからコンテナ苗植栽)の作業能率の実証試験を行い、従来方式に比べて人工数を13~17%に削減できることを実証した。これにより、再造林に掛かる経費を半分以下にする目標に向かって確実に前進した。また、森林の機能発揮に向けた、人工林の広葉樹林への誘導技術を取りまとめ「広葉樹林化ハンドブック2012」を刊行するなど、広葉樹林化に適した人工林や広葉樹の導入方法を提言できる段階に達した。
カテゴリ 管理技術 経営管理 低コスト

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