B 国産材の安定供給のための新たな素材生産技術及び林業経営システムの開発

課題名 B 国産材の安定供給のための新たな素材生産技術及び林業経営システムの開発
課題番号 2011017659
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 (独)森林総合研究所,研究コーディネータ
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 <研究内容>緩傾斜地における車両系の伐出コストを明らかにするため、東北地方を対象に森林の状態、作業道の密度、伐出システム等から素材の生産性及びコストを把握する手法を開発する。さらに、地域の立地条件等に配慮した生産システムを開発するため、北海道と四国を対象に調査を行う。収穫予測システムの基礎となる森林簿の既存データを補完するため、樹冠情報から林分の本数密度等を推定するとともに、スギ人工林の地位指数・樹高成長モデルを開発する。また、林業経営モデルの現地適用可能性を評価するため、木造住宅着工戸数に対応した木材供給量パターンと間伐材出材率の変化を組み合わせ、林業シナリオを作成する。<成果の概要と活用>施業集約化を促進するツールとしての伐出見積もりシステムを開発し、実用性があることを示した。林野庁事業の研修や岩手県での講演会に招かれてシステムの紹介を行ったことなどは、伐出見積もりシステムが施業集約化に有効であることが行政や林業事業体レベルで認められてきたことを示しており、今後、各地で適用できるように普及を進めていく。また、緩中傾斜地の北海道と豪雨・急傾斜地の四国という立地条件の異なる地域での木材の生産システムに関する調査・分析に着手し、それぞれの立地条件に適した高性能機械システム(先進性のハーベスタ・フォワーダシステムおよびタワーヤーダシステム)が伐出の効率化に有効であることを実証試験で示した。さらに、デジタルオルソ空中写真と地形データから小班の本数密度の自動推定や地位を推定することができるようになり、森林簿の情報を補完し精度を高めることで、より正確で広域的な資源把握・供給予測が可能となった。林業事業体の投資計画の支援ツール開発に向けた林業シナリオを作成した。
カテゴリ 管理技術 経営管理 経営モデル 傾斜地 コスト 収穫予測

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