F 気候変動に対応した水資源保全と山地災害防止技術の開発

課題名 F 気候変動に対応した水資源保全と山地災害防止技術の開発
課題番号 2011017663
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 (独)森林総合研究所,研究コーディネータ
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 <研究内容>気候変動が水資源に与える影響評価のため、我が国の森林域における水資源賦存量の現況把握を行う。水質の保全については、窒素飽和流域からの窒素流出抑制に向けた森林管理指針策定のため、試験流域からの窒素流出機構を解明する。また、メコン中・下流域の森林生態系基盤情報の整備に向けて、生態系観測データセットを作成する。根系の斜面補強機能の定量的評価のため、ヒノキ根系の分布特性を明らかにするとともに、根の太さとせん断強度との関係を明らかにする。崩壊、地すべりの発生予測精度向上のため、時系列の地表面データの比較解析に基づいて、前兆的な変形現象がみられる斜面の抽出手法を開発する。クロマツ海岸林の再生及び広葉樹林化に資するため、侵入広葉樹の生育実態を明らかにする。<成果の概要と活用>気候変動・環境変化等の森林水資源の賦存量、水質への影響評価を行うとともに、アジア地域の生態系基盤情報を整備、さらに根系による斜面補強効果のための試験法の開発と崩壊危険斜面の前兆把握手法の開発に取り組み、治山対策へ貢献する成果を得た。この他特筆すべきこととして、東日本大震災および原発事故に緊急対応し、津波被害を受けた海岸防災林の再生指針策定を支援するとともに、森林内の放射性セシウムの分布状況や除染試験から森林除染方法を提示するなど、政府の復興計画を支える技術や情報を迅速に提供した。
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