課題名 |
H 高速育種等による林木の新品種の開発 |
課題番号 |
2011017665 |
研究機関名 |
森林総合研究所
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研究分担 |
(独)森林総合研究所,育種部長
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研究期間 |
2011-2015 |
年度 |
2011 |
摘要 |
<研究内容>検定の進捗状況等を踏まえ、概ね40品種を目標として材質の優れたスギ品種等の新品種を開発するとともに、エリートツリーの開発を推進するため、検定林データの収集、候補木の選抜、人工交配等を進める。林木育種の高速化を図るため、早期選抜に用いるDNAマーカー開発に必要なスギのDNA情報及び表現型データの取得を進めるとともに、検定林におけるトレーサビリティを可能にするシステムの構築を進める。また、林木育種の高速化に関する先進国等の事例を含めた育種技術情報の収集とその体系化及び活用を進める。マツノザイセンチュウ抵抗性品種の適切な活用に向けて、当該抵抗性品種の後代林分の抵抗性を評価するため、構成木のDNA分析による父親鑑定等を行う。 温暖化適応策に資するスギ品種の開発に向け、全国規模の試験地を造成するため、試験計画の策定及び苗木の育成等の準備を行う。加えて、耐風性に優れたテリハボクの品種開発に向け、台湾との国際共同研究において試料の収集、環境適応性についての検定を行う。<成果の概要と活用>新品種の開発目標数概ね40品種に対し44品種を開発し、特にマツノザイセンチュウ抵抗性 品種では品種が不足している東北地方等でクロマツの抵抗性品種を開発したこと、・マツノザイセンチュウ抵抗性品種に関する研究では、抵抗性種苗の造林地で植栽木の父親を 確定しての抵抗性との関係及び抵抗性品種の抵抗性の機構を明らかにしたこと、・テリハボクの品種開発に向け、台湾林業試験所及び太平洋共同体事務局とMOUを締結し材料を収集するとともに、耐塩性の試験を実施した。
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カテゴリ |
育種
新品種
DNAマーカー
抵抗性
抵抗性品種
品種
品種開発
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