気候変動が農地・水資源等に及ぼす影響評価と対策技術の開発

課題名 気候変動が農地・水資源等に及ぼす影響評価と対策技術の開発
課題番号 2011017595
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,資源循環工学
協力分担関係 北海道立総合研究機構中央農業試験場
沖縄県農業研究センター
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 水資源に対する温暖化影響評価方法の高度化に関しては、農業水利用に対する気候変動影響評価法を高度化し、関川流域における適応結果とともに公表した。また、高潮氾濫モデルと気象モデル、波浪モデルを結合させ、高潮モンテカルロシミュレーションモデルを完成させるとともに、東日本大震災に伴う津波解析に適用した。 気候変動に対応した水資源の保全管理手法に関しては、a)石川県手取川扇状地において、地表水・地下水の水素・酸素安定同位体分布を把握するとともに、沖縄県多良間島における淡水地下水資源量を680万m3と算定した。b)記録的な猛暑となった2010年における稲作の営農実態と玄米品質に関する分析を行い、出穂後の水管理に着目すると、用水充足度の高い水管理手法を選択する営農者は、玄米品質の低下が抑制されることを明らかにした。c)CO2濃度と気温の上昇を考慮することのできる貯水池の水質予測モデルを開発し、シミュレーションによって、貯水池の選択取水施設を設備する等の気候変動に対する脆弱性を高める整備が必要になることを明らかにした。 有機質資材等を活用した農地下層における炭素の長期貯留技術に関しては、農地整備による炭素貯留技術に活用が想定されるモミガラや木材チップ、ワラ類、炭化物の炭素含有率を明らかにした。また、暗渠工事による二酸化炭素排出量と有機質疎水材埋設による温室効果ガス排出への影響を考慮した炭素貯留量を明らかにした。
カテゴリ 土づくり 肥料 評価法 水管理

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